【フィンランド紀行】サンタクロースに会える北極圏の街
2013.11.13 up
スコットランドには、10月に2週間の秋休みがあります。
かつて農業がスコットランドの主要産業だった時代、子供も家業の収穫作業に駆り出されたために学校が休みになったとかで、それが今も残っているそうです。
その休みを利用して、四泊五日のフィンランド旅行に行ってきました。
ヘルシンキ観光はもちろんなのですが、我が家のメインイベントは更に北の「ロヴァニエミ (Rovaniemi) 」という街に行くこと。
ヘルシンキから北に飛行機で約80分の場所にあり、なんと北極圏にある街なのです。
そんな場所に何をしにいくかと言うと、サンタクロースに会いに行ったのです。
サンタさんは、ロヴァニエミ空港からタクシーで約10分の場所にある「サンタクロース・ホリディ・ヴィレッジ(Santa Claus Holiday Village)」の中にいらっしゃいます。
ここはサンタさんにまつわる複合施設で、宿泊コテージ・レストラン・郵便局・インフォメーションセンターなどが敷地内に建てられています。
すごく可愛らしい場所で、10月ですでにクリスマス・ムード満点。
夜にメイン・レセプションを撮影したら、上のような素敵な写真が撮れました。
フィンランドにまつわるお買い物も魅力ですが、私がどうしてもしたかったポイントは3つあります。
【その1】北極圏到達証明書
じつはこの施設、敷地内を北極線 (Arctic Circle)という北緯66度33分の線が横切っているのです。
雪で見えにくいですが、北緯66度33分上に引かれた線
なので、インフォメーションセンターに行くと「北極圏到達証明書」なるものを一通4.2ユーロで発行してもらえるのです。
我が家は、記念に娘の名前で発行してもらいました。
【その2】サンタクロース郵便局へ
同じく敷地内に、郵便局があります。
ここでしか押してもらえない可愛らしいサンタ消印を押してもらえるのが魅力です。
そして、この郵便局はポストが2種類あり、「すぐ届けたい手紙用」と「クリスマス時期に届けて欲しい手紙用」に分かれているのです。
我が家は、日本の親戚宛にクリスマスカードを書き、シーズンに届けてもらうよう投函しました。
更に、クリスマスにサンタさんからメッセージが届くというサービス(7ユーロ)もあり、これはこっそり娘の名前で申し込みました。
2か月後が楽しみです。
サンタメッセージは言語を選べて、日本語で送ってもらえることもできるそうです。すごいですね!
そしてこの郵便局のスタッフは、サンタのアシスタントである妖精(トントゥ)の恰好をしています。
記念撮影をお願いしたら、快く応じて下さいました。
クリスマスカードを書くためのテーブルも用意されていて、本当に素敵な郵便局でした。
【その3】サンタクロースとの記念撮影
これをせずしては、この場所に行った意味がありません。
サンタさんは、メインレセプションの奥にあるお部屋にいらっしゃいました。
プロ(これまたトントゥ)が記念撮影してくれて、その写真を購入することができます。
(Lサイズ25ユーロ、Sサイズ20ユーロ)
我が家は、記念なので大きいサイズを買いました。
そして嬉しいことに、我々の個人カメラでの撮影にも応じて下さいました。
一生の記念になりますね。
驚いたことにこのサンタさん、英語はもちろんのこと、日本語も少しお話しされていました。
さすが世界中を飛び回るサンタさんですね(笑)
「クリスマスまで良い子にしていたら、きっとプレゼントを届けに行くよ」
と(英語で)言って下さったので、きっと娘も良い子にしてくれるのではないかなと思っています。
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6 - Comments
いとうより:
2013 年 11 月 13 日 09:30:53
いとうです。
我が家の子供たちは、本当にサンタがいるかどうか、本当はどのように
考えているかわかりませんが、クリスマスの朝プレゼントが置いてあると
本当に喜んでいます。
写真のような「まさにサンタ」を見たら、どのように反応するかわかり
ませんが、プレゼントを受け取る側も渡す側も、その過程がいいのだと
思います。
道下より:
2013 年 11 月 13 日 09:41:41
フィンランドで大物産市を取材した時のこと。サンタの姿やグッズが冬の街の雰囲気にマッチしていたことを思い出しました。サウナに入った後、おいしい料理をいただいた取材の最終日。何とも懐かしい。
山本グィスラソン由佳より:
2013 年 11 月 14 日 03:26:09
私も、息子が産まれる前の1999年4月と2001年のクリスマス後に、一人でここに行ったことがあります。
ここに来ると、クリスマスでなくても、年中クリスマス気分になれるもの、日本人も多くいました。「世界人類が平和でありますように…」と日本語で書いた紙もここで見かけました。
2001年には当時オープンしたてだったホテル・サンタクロースに泊まり、当時はまだユーロではなくフィンランドマルカで、トナカイの革製品など、色々北極圏らしいお土産を買った覚えがあります。その他、ロバニエミにある、北極圏の暮らしが集まるガラス張りの博物館なども行きました。
倉田直子より:
2013 年 11 月 21 日 06:45:51
いとうさま
娘は5歳ですが、本当にまだ信じているのかどうかは謎です。
でもクリスマス前夜に「サンタさんとトナカイ用に」とクッキーとミルク、にんじんを真剣に用意しているので、まだ大丈夫かなと思っています。
今回のサンタとのご対面が、いい追い風になると良いのですが(笑)
倉田直子より:
2013 年 11 月 21 日 06:48:05
道下さま
北欧の冬は、本当にクリスマスが似合いますよね。
素敵なお仕事、うらやましいです。
倉田直子より:
2013 年 11 月 21 日 06:50:48
山本グィスラソン由佳さま
我が家も今回、ロヴァニエミではサンタクロース・ヴィレッジ内のコテージに宿泊しました。
可愛らしい場所ですよね。
寒かったですが、また機会があればぜひ訪れたいと思っています。
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