カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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高層ビルの並ぶダウンタウンは、ガラスの海になると言われています

高層ビルの並ぶダウンタウンは、ガラスの海になると言われています

バンクーバーのあるカナダ西海岸は、環太平洋地震帯にあり、大きな地震が起こる可能性について、時々、メディアで取り上げられています。

つい最近も、大地震での被害額について750億ドル(ざっと換算して7兆円)に上る恐れがあるとの記事を読みました。Earthquakes Canada (地震カナダ)のウェブサイトを見ると、カナダ西海岸を中心に10月中も毎日、地震が観測されています。


フレーザー河の中洲にあるバンクーバー空港。橋で街とつながっているため、孤立する恐れも。

フレーザー河の中洲にあるバンクーバー空港。橋で街とつながっているため、孤立する恐れも。

ただし、地震を感じたかについては、バンクーバー近郊で暮らしていますが、私がカナダに来た1994年から、一度もありません。友人には感じた人もいるものの、感じなかった人も多くいたということで、地震に対する危機感は薄いように思います。今回の被害額報道についても、大変だなぁとは思っても、どこか現実感がない…という人が多いようです。

などと、ブログに書くというと、子どもたちに、「カナダでもちゃんと地震訓練をするよ」と叱られてしまいました。さる10月17日はShake Out BC Dayで10時17分に一斉に訓練があったそうです。

どんなことをしたのか聞くと、私が子どもの頃にした日本の訓練とも似ていました。地震が発生したとの校内放送があり、合言葉の、Drop, Cover, Hold on (伏せ、覆う、つかまる)に合わせて、机の下にもぐります。その後、地震が収まったという設定で、壁などにつかまりながら校庭に出て、校長先生からの話があって終了。

遊び気分で参加している子どもたちも、少なくなかったそうです。

危機感が希薄というのは幸せなこと。訓練を実際に活かす必要がある日が来ないといいのですが。





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タグ:大震災、

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1 - Comments

石田より:

2013 年 11 月 19 日 21:54:44

全くです。
こういう訓練は実際に使わないことが一番。
とはいえ、地震発生の確率はどうなんでしょうか?
日本にいると又来たよ、ですんでしまうのですが。

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