8月某日、我が家で驚愕の事件が発生しました。
個人的な出来事ではありますが、「イギリスではこんなことも起こるのだ！」という意味でご紹介したいと思います。

その日の夕方、私と娘は居間でテレビを見ながら、夫の帰りを待っていました。
ぼーっとくつろいでいたところに、突然家じゅうに響く「がらがらがーん！！」という大騒音！
車でも衝突したのかと思いましたが、我が家は2階。
しかも音は明らかに家の中から聞こえました。

音源も分からなかったのでウロウロ家じゅうを見回りましたが、なかなか見つからず。
最後に辿りついた夫の書斎で、想像を超える光景を目にしたのです。

部屋が、こんな状態になっていました。

何が起きたか分かりますか？
そう、天井が落ちてきたのです。

上はこんな感じでした。
穴が空いたのは、サイズにして約30cm×180cmというというところでしょうか。
天井は石膏のような素材でできているので、そこそこの重さです。
もし頭部にでも衝突していたら、命に係わる事態になっていたことでしょう。

ほどなく夫が帰宅したので、久々に業務用のツナギにマスクとゴーグルという完全防備で瓦礫を片付けてもらいました。
UK移住以来、ほとんどツナギなんて来てなかったのに、ここにきてまさかの活躍です。

ちなみにその時まで、前兆は一切ありませんでした。
天井に細いヒビが入っているのは知っていたのですが、何か落ちてくることも全くなかったんです。

そして私は、この物件が建築からどれくらい経っているのか知りません。
この国では100年オーバーの物件も珍しくないので、特に「築何年」というような情報は、特に賃貸契約時には教えてもらわないんです。
改築・増築・リフォームを繰り返していることがほとんどですからね。

この記事を書いているのは、落下事件からちょうど2週間目の日ですが、天井はまだ手つかずです。
不動産管理会社から視察の人が2回来ましたが、「どうするこうする」の具体的な話は一切なく、放置されています。

イギリス人の知人に愚痴をこぼすと、大変だったねと同情してくれた上で「でも時々ある話なのよね」と言われました。
彼女の近所の家も、ダイニングルームの天井が落ちて、ガラスのテーブルが粉々に壊れた事件が発生したのだとか。
うーん、恐ろしい！
みなさん、これがイギリスですよ！

もしこの国で家を借りる場合は、ぜひ天井の状態もチェックするようにしてみてください。

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