選挙での投票の仕方
2014.04.18 up
投票所前で候補者名簿を見ながら真剣に議論しています
4月9日(水)、インドネシアで総選挙が行われました。
インドネシアでは、17歳以上の男女に選挙権が与えられ、選挙権がある人々に事前に投票券が配布されます。この券を持って投票所へ行きます。
投票券。名前が記載されていますが、手書きです!
学校や広場にテントが設営され、投票所になります。投票所では先ほどの投票券を提示しますが、「なりすまし」投票を防ぐため指紋も取られます。投票は、政党名と候補者名が書かれた投票用紙から自分が投票したい人を選び、穴を開けて投票します。
投票所の様子
投票を管理したり、開票したりは、近所の人がアルバイト(お手伝いレベル)で行うそうです。開票や報告まで行わなければならないので、作業は深夜にまで及ぶとか。このあたりは日本とほぼ同じでしょうか。
指紋をとるためのインクは、2,3日消えないのだとか
投票した証しである、指のインクを見せたらディスカウント!というキャンペーンをやっているところもあり、投票率アップに一役買っています(?)
ここのスーパーは、選挙翌日に限り指のインクを見せると5%オフに!
ところで、先日の総選挙ですが、速報では投票率73.3%。最大野党である闘争民主党(PDIP)がトップに返り咲きとなる見通しです。既報(http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201445125037)の通り、「20%以上の議席」もしくは「25%以上の得票率」の政党が7月の大統領選に候補者を擁立できますが、トップのPDIPでさえ得票率19%台のため、大統領選には連立を組むことが不可避となりそうです。今後どのように連立を組んでいくのかが、大統領選のカギとなるでしょう。
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タグ:総選挙,選挙
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1 - Comments
かなやより:
2014 年 04 月 18 日 18:02:53
投票所での指紋採り、しかも指のインクでディスカウントとは。それはそれで一つのアイデアかもしれませんね。
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