カメラを置いて、ペンを取ろう!オランダの美術館の提案が話題に
2015.12.13 up
11月下旬、アムステルダム国立美術館が入館者の過剰な写真撮影に対して苦言を呈し、話題を呼んでいます。
https://www.rijksmuseum.nl/en/startdrawing より
公式ページによると、
「スマートフォンやソーシャルネットワークのメディア普及に伴い、人は芸術を真に体感しなくなった。我々は、来場者にもっと芸術の神秘や力を感じてほしい」
とのこと。
そして更に話題を呼んでいるのが、美術館が提案している「写真撮影に代わる、芸術の味わい方」。
なんと来場者に紙と鉛筆を貸与し、心に響いた作品のスケッチを推奨しているのです。
写真撮影には絵から距離を取らなくてはいけないけれど、作品は近くで眺めた方がよりよく鑑賞できる、スケッチならそれも可能、という理屈だそうです。
ホームページにカメラマークにバツがついた画像を掲載したせいか、一部「写真撮影全面禁止に!」と報道されたようですが、これは禁止措置ではないそうです。
あくまでも美術館側からの提案、お願いなのだとか。
でも確かに、つい写真撮影に夢中になってその経験そのものをしっかり楽しんでいないということは、よくあることかもしれませんね。
芸術鑑賞のみならず、旅行やレストランでの食事にも当てはまりそうです。
アムステルダム国立美術館の提言は、心に留めたいと思います。
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