チリ

チリ:サンティアゴ

鰐部マリエ(わにべまりえ)

職業…フリーランス・フォトライター
居住都市…チリ(サンティアゴ)

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 日本人は、RとLの発音が苦手で英語の勉強を苦労したという方も多いと思います。実は英語に限らず、日本人にも発音しやすいスペイン語でもRとLを区別して発音するのが難しいのです。そんな私もスペイン語のRとLで苦労している一人です。


チリの子供がスペイン語を勉強する時に使う教科書

チリの子供がスペイン語を勉強する時に使う教科書

チリ人の友人にRとLの発音を言ってもらっても、どちらも同じ音に聞こえてしまって違いが分からないことも多々あります。それに、教えてもらいながらRとLを発音するのですが、「あっ!今のRだよ、今のはLだよ」など言ってもらっても、自分で発音したにも関わらず、何がなんだかさっぱりという感じがほとんどです。そんな調子なので、なかなか未だにRとLの区別もついていない私です。


Hは発音しない、Jはハヒフヘホと発音など、英語とは発音が違うスペイン語

Hは発音しない、Jはハヒフヘホと発音など、英語とは発音が違うスペイン語

 ところで、スペイン語に「ペロ(Perro)」「ペロ(Pero)」「ペロ(Pelo)」という3種類の単語がありますが、どれもカタカナで書くと同じですが、実は発音も意味も全く違うのです。例えば「ペロ(Perro)」は「犬」という意味で、Rが2つ繋がるので、巻き舌でRを強くラテン系のノリで元気良く発音します。次の「ペロ(Pero)」は「しかし、でも…」などの意味でRが1つなので軽く巻き舌で発音します。最後の「ペロ(Pelo)」は「髪の毛」という意味で、Lはあまり舌を巻かずに発音します。


言葉で言うと簡単ですが、実際にこれを実践しようと思うと、なかなかRRやRやLの音の区別がつかなくて大変です…。まだまだスペイン語上達への道は遠い私です。しかし、チリ人の多くの人が単語が違っていても、発音が少しおかしくても、みんな優しく聞いてくれる人が多いので、間違いを気にせずにコミュニケーションをどんどん取って、失敗しながらゆっくりと上達していければいいなと気楽に構えています。それにしても、自分の気持ちがどんどん伝えれるようになると言葉は楽しいものですね!



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