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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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広いある店舗の中で、ハロウィーン商品を扱っていたのはこの一角だけでした。

広いある店舗の中で、ハロウィーン商品を扱っていたのはこの一角だけでした。

 10月31日はハロウィーン(Halloween)。日本でも近年このハロウィーンが定着してきていると聞きました(本来のハロウィーンの意味を理解しているかどうかは別として……)。

 私の勤める職場でも、同僚たちがハロウィーンにこうしたデコレーションやお菓子などを持ち寄るので、オフィスがちょっとオドロオドロしくなったりします(笑)。


ハロウィーンのお菓子、辛うじてこれだけ見つけました。

ハロウィーンのお菓子、辛うじてこれだけ見つけました。

 毎年、ハロウィーン飾りやお菓子などを買い求めに店をまわるのですが、スイスではあまり浸透していない行事なので、毎年苦労します(苦笑)。
もちろん多少のグッズや衣装などを販売しているお店もあるのですが、申し訳程度に店の片隅でホコリをかぶって、寂しい感じです。

 スイスの人々の心には、すでに『クリスマス』があるのでしょうね。


近くのスーパーマーケットのチラシにも、11月1日の万聖節用の商品がずらり。

近くのスーパーマーケットのチラシにも、11月1日の万聖節用の商品がずらり。

 スイスでイマイチハロウィーンの人気がない理由は、奇抜な衣装で道をそぞろ歩くのはカーニバルで十分だとか、夕方からの家族の時間を大事にするスイス人にとって、夜に子どもたちがお菓子をもらいに自宅を急襲(?)することに、あまり良い印象を持たないからだ――と、同僚のスイス人が言っていました。


万聖節のお供え用。初めて見た時は渋めのクリスマス飾りだと勘違いしかけました(苦笑)。

万聖節のお供え用。初めて見た時は渋めのクリスマス飾りだと勘違いしかけました(苦笑)。

 さらにこの国の人々にとっては、10月31日のハロウィーンよりも翌日の11月1日にある『万聖節』が大事なのだと思います。文字通り、すべての聖人や殉教者を祝う日で、この日にお墓参りへ行く人も多いです。
 カトリック色の強い州では、祝日のところもあります。私の在住州は祝日なのですが、勤務先のある州はお休みではないので、ちょっぴり悔しい(笑)。
 


ハロウィーンの行事はともかく、スイスではカボチャに対する愛情は深そうです。

ハロウィーンの行事はともかく、スイスではカボチャに対する愛情は深そうです。

 ところで、10月30日から冬時間となりました。
ハロウィーンが終わって11月に入り、夏時間も終了してしまうと、本格的な冬に突入する感があります。今年の冬は、スイスにどれぐらい積雪があるのだろう、など色々と思う10月の終わりでした。


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