ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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卵型を半分に割ったチョコの器にチョコクリームを詰め、様々なトッピングを施した復活祭向けの贈り物

卵型を半分に割ったチョコの器にチョコクリームを詰め、様々なトッピングを施した復活祭向けの贈り物

 キリスト教の暦で祝祭日が決まるブラジル。2016年は3月27日が復活祭(イースター、ポルトガル語でパスコア)です。

 ブラジルの復活祭でお決まりの食べ物と言えば、干しダラ料理と大小様々な卵型チョコレートです。

 卵型のチョコレートは手作りする人もいますが、市販のお菓子ブランドもこの時期とばかりにチョコレート商戦に熱が入ります。


卵型を半分に割ったチョコの器にチョコクリームを詰め、様々なトッピングを施した復活祭向けの贈り物

卵型を半分に割ったチョコの器にチョコクリームを詰め、様々なトッピングを施した復活祭向けの贈り物

 ここ数年の間で、卵型チョコは以前に増して種類が豊富になり、毎年新製品が見られるようになっています。

 特に昨年くらいから増え始め、今年、さらにより多くの場所で目につくようになったのが、卵の殻を半分に割った形のチョコレートに、クリーム状の甘いお菓子が詰められたタイプです。クリーム状のお菓子はスプーンで食べ、残ったチョコレートの容器を最後に食べるという感じです。

 最初から半分に割った卵型の器にクリームを詰め、トッピングでデコレーションしているタイプもあります。


ドーセ・デ・レイチ(牛乳と砂糖を煮詰めたクリーム)やチョコクリームが卵型チョコの殻に詰まった商品

ドーセ・デ・レイチ(牛乳と砂糖を煮詰めたクリーム)やチョコクリームが卵型チョコの殻に詰まった商品

 これまでは卵型のチョコを割ると、中からおもちゃや一口大のチョコレートが出てくるというのが一般的でした。最近はスプーンでクリームを食べるタイプ以外にも、卵型チョコの殻の部分が数種類のチョコの層でできていたり、消費者の「おいしい!」に応えるような様々な工夫が凝らされた商品も目立ちます。

 復活祭の卵型チョコは自分で自分に購入するというよりは、人にプレゼントをするために作ったり購入したりするのが一般的です。毎年同じようなプレゼントを贈られるよりは、やはりいつもと少し違うを演出をされた方が喜びとサプライズが大きいかもしれません。


庶民のパン屋さんで見かけるドーセ・デ・レイチ(牛乳と砂糖を煮詰めたクリーム)やチョコクリームが卵型チョコの殻に詰まった商品

庶民のパン屋さんで見かけるドーセ・デ・レイチ(牛乳と砂糖を煮詰めたクリーム)やチョコクリームが卵型チョコの殻に詰まった商品


復活祭が近づくと卵型チョコレートが頭上につるされるスーパーでおなじみの風景

復活祭が近づくと卵型チョコレートが頭上につるされるスーパーでおなじみの風景


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