カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

日本の常識はカナダではあてはまらないことは多々ありますが、修学旅行もその一つ。私は1994年から22年間、カナダで暮らしていますが、修学旅行に行ってきたという人は聞いたことがありません。

代わりにあるのが、たとえばフランス語やスペイン語を外国語で取っている生徒たちのヨーロッパ研修旅行。ただ、私の知っている限りでは研修旅行といっても、遊びの要素中心で、学校に通うわけでもなく、主要都市を旅行していました。

日本の高校の夏期英語研修だと、カナダやアメリカなどで英語学校に通って、週末は日帰りで観光に連れて行ってもらうとよく聞きます。そのようなスタイルと比べると、カナダの研修旅行はかなり違います。

そのほか、カナダで多いのが、音楽(吹奏楽、コーラス、ジャズバンド)、演劇の授業を取っている生徒たちの、フェスティバル参加をかねた旅行です。こちらも、自由なお国柄だからか、音楽を取っているから、この旅行に必ず参加しなければならない、ということはありません。

たとえば、いつもサクソフォンのソロを担当する子が参加しないなら、他の子がやりますし、特定楽器の奏者が足りない場合は、他の学年の子を借りてきたりと、フレキシブルに対応するようです。

と、前置きが長くなりましたが、吹奏楽とジャズバンドを取っている娘が、ニューオーリンズに行ってきました。フレンチクオータージャズフェスティバルに参加するためです。


リハーサル

リハーサル

日程表を見ると、フェスティバルで演奏をしたり、ワークショップに参加したり、地元の学校を訪問して、そちらで演奏したり…。ジャズフェスティバル期間中にニューオーリンズを訪れることだけでも、音楽をしている子どもたちには素晴らしい経験だったようです。

しかし、今回の旅行でまいったのは、そのスケジュール。

ニューオーリンズに行くのに、バンクーバーから飛ぶより、230キロ離れたシアトルから飛ぶほうがずっと安いため、旅行はシアトルからユナイテッド航空を利用しました。そのため、集合時間は朝5時。帰りは夜中の1時到着。

日本では考えられないと思いました。


空港で。この秩序のない様子もカナダだなぁ

空港で。この秩序のない様子もカナダだなぁ


音楽がいっぱいのニューオーリンズ

音楽がいっぱいのニューオーリンズ



レポーター「西川 桂子」の最近の記事

「カナダ」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives