アンニョンハセヨ。今年韓国で大騒動となった加湿器殺菌剤事件、日本でもニュース等でご覧になった方も多いのではないでしょうか。

加湿器の殺菌剤のため肺疾患による死傷者が出たというこの事件、主人を始め周囲でも「当時まさにあの加湿器殺菌剤を使っていた」「私もだ。たまたま被害者にならなかっただけで、恐ろしい」という人がたくさんいます。

事件の影響で、殺菌剤の会社の製品全てを信用できないという消費者が増えました。どこの家にもあった酵素系漂白剤なども廃棄する人が多かったようです。

大気汚染深刻な韓国では近年、空気清浄機を置く家庭が増えています。しかし、先日いくつかのメーカーの空気清浄機フィルターにも、加湿器殺菌剤と同じ成分が含まれている可能性があるとの報道がなされました。

加湿器といい、空気清浄機といい、健康を守るためのものが人を傷付ける状況に、韓国国民も憤っています。

更に、我が家ではまた別の被害もありました。旅行でしばらく家を空けた後、エアコンの中がカビだらけになってしまいました。この時期エアコン清掃業者は大忙し。すぐには来られないとのことで、エアコンクリーナーを買いに出掛けたのですが、どこにも置いていないのです。なんと、韓国唯一のエアコンクリーナーは加湿器殺菌剤と同じメーカーの商品であるため、スーパーなどの小売店が自主的に販売中止にしているとのことです。仕方なく自宅にあった石鹸や掃除洗剤などを駆使し、ネットとにらめっこしながらエアコン掃除をする羽目になったのでありました…。

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