ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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ブラジルのペットショップで市販されている犬や猫用の避妊用の注射薬

ブラジルのペットショップで市販されている犬や猫用の避妊用の注射薬

 「エッ!誰でもやって大丈夫なの?」
 「そんな危なそうな薬、悪用されないの?」

 ブラジルでは、ペットの犬猫の避妊薬やマダ二・ノミ落としの強い飲み薬を、近所のペットショップでも簡単に購入できます。飼い主にとっては、獣医の診察を受けなくてもペットを守ることのできるありがたい流通システムです。

 犬猫の避妊薬は注射セットが一般的です。使用法は3カ月に1度の接種で、一つ8レアル(約260円)ほどで販売されています。

 ブラジルの雌犬には、発情期の雄犬がいつもどこからともなく近づいてきます。特に田舎の広い農園や都市でも庭に放し飼いをしている場合は、一瞬の隙に狙われ、気付けばどんどんお腹が膨らみ、かわいい7匹の子犬たちが産まれてしまった、というような話も珍しくありません。

 生まれた子犬はもらい手がある場合もありますが、ない場合もあり、飼い主が見つからない場合は野良犬となり、そうした場合、保健所で悲しい最期を迎えかねません。命を大切にするためにも、犬猫の避妊薬は重宝されています。


ブラジルのペットショップで市販されている犬猫からマダ二やノミを取る飲み薬

ブラジルのペットショップで市販されている犬猫からマダ二やノミを取る飲み薬

 他にも、ブラジルの犬によく起こることの一つが、マダ二にかまれることです。遊んで茂みの中に入ったら、体にゴッシャリとマダ二が張り付いて手ではそう簡単に取れません。

 ペットのマダ二駆除に最適なのは飲み薬で、ペットショップでもなじみのお薬です。値段は60~70レアル(約2000円)と少し割高ですが、飲み始めて1週間もしないうちにポロポロと落ちてしまいます。

 毎年、保健所が主体になって実施する無料の狂犬病ワクチンは、獣医さんでも受けられますが、遠くに住んでいて犬を連れていけない場合は、ワクチンをもらって、飼い主が打ってしまうようなこともあります。他にも田舎では犬がハリネズミにかみついて口の周りがハリだらけになって、痛いので抜きたがらないのですが、そのために飼い主が動物用の局所麻酔を打って抜くこともあります。
 
 素人ではなんとなく怖い気のする注射や強い飲み薬ですが、広いブラジルでは、身近に獣医さんがいない場合もあります。大自然と隣り合わせで暮らす田舎育ちの人々は、町の獣医さんよりも動物の扱いに長けているような人々もいます。いろいろな事情が相まって、獣医さん顔負けのケアを飼い主でもできるようになっているのかもしれません。 


ペット用の薬や食事などが並ぶサンパウロ市内のペットショップの一軒

ペット用の薬や食事などが並ぶサンパウロ市内のペットショップの一軒




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