この時期、バンコク市内は華やかなクリスマスディスプレーでとてもにぎやかです。ここ数年間を見ただけでも、バンコクにおけるクリスマスのテンションは高まる一方。今も日ごとにクリスマスライトがまぶしくなっています。

　タイ人のほとんどが敬虔（けいけん）な仏教徒ですが、クリスマスはイベントとして楽しんでいます。私がバンコクに来たのは6年前。その頃にはすでにクリスマスディスプレーはありましたが、今にして思えばまだまだ限定的だったように記憶します。それが年を追うごとに華やかさを増し、凝ったデザインの飾り付けが多くの空間を彩るようになりました。

　例えばあるデパートでは、各階にクリスマスをテーマにした特設プレーグラウンドやクリスマスショップなどが設けられています。クリスマスキャロルの披露や、サンタクロースが子どもたちにスイーツを振る舞うなどのイベントもあるようです。きっと子連れの家族客でにぎわうことでしょう。

　デパート全体がクリスマスムードでいっぱいですから、中に入れば自然と気分が高まります。お財布のひもが緩んで、ついつい余計な物まで買ってしまう、なんてことも。クリスマスシーズンの高揚感はいくつになっても楽しいものです。

　あとは「ホワイトクリスマス」を味わえたら、道産子の私としては言うことありませんが、常夏のバンコクでは無理です。雪の北海道が恋しくなるのも、実はクリスマスムード高まるこの時期なのです。

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