停電なんてなんのその! ブルキナファソに生きるたくましい子どもたち
2018.12.14 up
停電の中、近所の子どもたちとお誕生日を祝っています
ブルキナファソ・ワガドゥグの4月というと、停電・断水勃発シーズンです。私が住んでいた家は、比較的裕福な一軒家だったのですが、停電・断水は裕福だろうが何だろうが、どの地域にも容赦なく訪れます。
年間で一番暑い4月の40度超えのさなか、長期にわたる断水・停電。10個のタンクと四つの大きなバケツに水をたくさん入れ、それを「一日に風呂おけ3杯まで」「なるべく汗をかかないように過ごそう」と決め、水を節約する生活は何とも過酷…。
さらに40度超えでクーラーもないことから、日中冷蔵庫に3本くらい冷やしておいたペットボトルを抱えて寝るという生活が、およそ1カ月くらい続くわけです。
断水・停電が続くとイライラがピーク。「シャワーが浴びたい! ろうそくの暮らしは嫌だ!」と、周囲に八つ当たりをしていました。
イライラがピークになっていた、ある日のこと。お隣に住んでいる仲良しブルキナファソ人の友達が、息子の誕生日パーティーをするから、ぜひ来てほしいと招待してくれました。
地域の子どもちが30人くらい集まって大はしゃぎ。みんなろうろくや電柱を持って、用意された(真っ暗で見えない)ごはんを頬張ります。
停電だろうが断水だろうがお構いなし。子どもたちも大人たちもニコニコ笑顔で元気いっぱい。「水や電気がなくても、毎日元気に生きてるって素晴らしい。あなたが来てくれてとてもうれしいわ」と笑い飛ばすブルキナファソの友人たちから、大切なことを学びました。
ムハメド君、お誕生日おめでとう!
みんなで歌ったハッピーバースデイの歌も忘れられません。
といっても、やはり40度超えの停電・断水は過酷…。何とかならないかなぁ。
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タグ:停電対策
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