年末の駆け足旅行――1泊2日でベルリンへ(前編)〜ブランデンブルク門とKaDeWe(カーデーヴェー)
2020.01.22 up
ブランデンブルク門は、1788年から1791年の間に建てられました
2019年はベルリンの壁が崩壊してから30年。そのため昨年のうちに、少しでも訪れてみたかったのがドイツのベルリンでした。
クリスマス直前で、辛うじて1泊2日の旅が叶ったのですが、何といっても首都ベルリンは歴史的・文化的・商業的に多くの見どころ・訪れるべき場所がある都市。とても全部行きたいところに行けるはずはなく、最低1週間ぐらいは必要になりそう。
バスから見る、ホロコースト記念碑
ゆっくりしている時間はないけど、かといってバタバタして欲張って、色々な所へ数分ずつ行くのも勿体ない。そこで今回は、行きたいところを絞って3ヶ所のみ訪れることにしたのでした。
本当ならば、のんびりベルリンで町歩きをしつつ、観光地を訪れたかったのですが、そんなことをしていると、どの観光地にも行けなさそうだったので、観光用に走っている『ホップ・オン・ホップ・オフバス』を利用することに。バスが、主なベルリン市内の観光地へ停車してくれるので便利でした。これで移動時間も多少節約できた気がします。
高級デパート『カーデーヴェー』の入り口
最初に訪れたのはブランデンブルク門。ドイツでの色々なイベントなどで、テレビなどでもよくお目見えします。
ベルリンの壁があった頃は、位置的には旧東ドイツ側にありましたが、旧東ドイツ側からもフェンスなどで、ブランデンブルク門には近づけないようになっていたそうです。
1989年11月に、ドイツとベルリンを東西に分断していた、ベルリンの壁が崩壊した後、ブランデンブルク門は同年12月22日から、一般の通行ができるようになりましたが、歓喜した10万人もの人々が殺到、結果的にモニュメントが損傷し、環境劣化やメンテナンス不足でやはり傷んでいた門と共に、大々的な修理をすることとなり、最終的に2002年10月3日から、再び人々が自由に行き来できるようになったのだとか。
クリスマス直前だったので、サンタクロースもご来店していました
その後バスに乗って移動。
バスからホロコースト記念碑(Denkmal für die ermordeten Juden Europas/殺害されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑)が見えました。第二次世界大戦中に、ナチス・ドイツにより命を落としたユダヤ人犠牲者の方たちのための碑です。
写真でしか見たことがなく、今回も車窓からでしたが、整然と並ぶ、高さの異なる墓石のような碑は、精神的にも圧倒されるものがあります。
しばらくバスは走り、やがて着いたのが高級デパートのKaDeWe(カーデーヴェー)。『Kaufhaus des Westens(カウフハウス・デス・ヴェステンス)』が正式名称だそうですが、中に入ると内部は人・人・人!みんな何を買い物するのだろうと思うぐらい、混雑していました。ちょうど年末だったので特に多かったのでしょう。多くのブランドショップが並び、普通の店には置いていないような品揃えもたくさんあって、面白いと思いました。
特に最上階にあるカフェテリアでは、特にクリスマス前だったからかもしれませんが、シャンパンや骨付きラム肉、生牡蠣など高級食材をふんだんに用いた料理を提供していて、驚きました。もちろんお値段も、高級料理並みの価格で、カフェテリアではなく三つ星レストランに来たかのようでした(笑)。
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