ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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サンパウロ市東洋街の雑貨店街の入り口付近

サンパウロ市東洋街の雑貨店街の入り口付近

 中国の武漢市で発生した新型肺炎は、アジア諸国を中心に世界各国へ広がっている。北海道内でも感染者が確認されたとか。近年、サンパウロ市に中国人らしい姿が増えた。ブラジルでも油断できない。政府の対策は十分か。
 1月18日に中国から帰国したブラジル人女性に感染の疑いがあり、ブラジル保健省が検査した結果、疑いは晴れたようだ。当地のブラジル各紙が報じた。当事者は武漢ではなく上海を訪問していた。しかし、既に感染者が入国したとのうわさも飛び交っている。


 サンパウロ市の中心部の「3月25日通り」や、日系人が多い東洋街、ビジネス街のパウリスタ大通りの3か所には中国人経営の“ウナギの寝床”のような雑貨店が並ぶ。特に、東洋街は“中国人街”に変貌しつつある。業者は中国とブラジルの間を年に数回、往復しているはずだ。


 日本とは違い、ブラジルではマスクを使用する習慣がなく、疾患者だけが使用するとのイメージが強い。地下鉄内や繁華街のショッピングセンターなどで、マスク姿はまず見ない。こんな環境の中に新型ウイルスが入れば、どうなるか。伝染拡大は時間の問題といわれる。この原稿作成中にも感染が確認されるかもしれないのだ。


 ブラジル政府は、国家衛生監督庁(ANVISA)、保健省、農務省、各州の保健局などに検査を徹底するよう指令した。ブラジルには黄熱病、マラリヤ、デング熱、出血熱などの多くの風土病がある。死亡者は貧困層に多く、放置状態の衛生環境や医療機関の不徹底が原因だ。


 今年のカーニバルは2月22日から実質5日間。中国同様、国際・国内を問わずブラジル人の移動がある。主要都市の路上では、市民が夜通し町を練り歩きながら踊る。リオやサンパウロ市の大都市の特設会場は観光客でいっぱい。1月末の時点で感染者はいないが、厳重な警戒が必要だ。


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