はじめての台北ドーム(2)
2024.05.27 up
台北ドーム内の階段
自分の座席を目指して上の階に上がりましたが、その時使用した階段が上の写真です。利用し、見ている限り、「移動用」というよりは「緊急時の避難用」で設けられている感じでしたが、階段の蹴上の部分は低くなっているものの、踏面が狭く感じられ、27.5センチの靴を履いている自分の足を目一杯乗せるとかかとが少しはみ出るような感じでした。
階段の傾斜も、過去に日本のスタジアムで経験したような緩やかな感じではなく、台北市内のオフィスビルの階段を登っているような感覚になりました。
これを最上階の席につながるL4ブロック(4階席)まで上らなければならず、到着した時には少し低い山を登り終わったような感覚になりました。
最上階のL5ブロックからの眺め
L4ブロック(4階席)を経て、自分が購入した席があるL5ブロック(5階席)に登らないといけないのですが、前にある階段を上って座席にようやくたどり着きました。
たどり着いて、座席からグラウンドを見てみると、上の写真のような感じで階段の踊り場が邪魔になり、そこに誰かにたたれてしまった場合、ものすごく視野が悪い状態に陥ることが分かりました。はじめて台北ドームで胸踊り、この踊り場で記念撮影をする人がいて当然で、試合中やその前後を問わず誰かに何度も立たれるハメになりました。
ライトスタンドの電光掲示板
自分の座席から観戦していて、ものすごく困ったのがレフトとライトのポールの近くに設けられた電光掲示板。ここに巨人(レフト側)と中信(ライト側)の打者と投手の名前や成績が表示されるのですが、私が座った時は、ライト側の電光掲示板がこのような感じで見えてしまい、中信の選手たちの情報が全く分からないままでした。
両チームの選手に関する情報表示は、センター後方の大型電光掲示板には一切表示されないので、この辺りは日本とアメリカ(カナダ)と比べて不便に感じました。
満員御礼
チケットセールスが好調だったようで、初日は台北ドーム初の満員で37890人入りました。
とはいえ、上の階の席には、売店や売り子が全く来ていなかったため、小腹が空いたり、ジュースかアルコールで少し喉を潤したいと思っても、コンコースの売店まで降りて行かなければならず、L4と5ブロックから実際に下の階に行った人たちはものすごく不便だったのでは……と思いました。
初戦の打のヒーローになった秋広優人選手
肝心の試合は4ー1で巨人が勝ち、3安打3打点の秋広優人選手が打のヒーローになりました。
そのインタビューでは、何を聞かれても「我愛台湾!(I love Taiwan!)」と台北の中心で台湾愛を叫び、場内大ウケでした。帰国後、この台湾愛がグッズ化され、さらには4月3日に台湾東部沖で発生した地震の被災支援につながるとは、この当時全く思ってもいませんでした。(つづく)
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