
患者さんの家族は寝泊りし、患者さんの身の回りの世話をします。病棟の外で、息抜きしている家族達
ウガンダの病院は大きく5つに分類されていて、国公立の病院は治療費、薬代が無料です。
一見国民に優しい制度のように感じますが、現実は、異なります。どの病院も慢性的な薬不足で、点滴の薬はあっても針がない、針はあっても薬がないという状況がよく起こります。

国立の病院の外来で、診察を待っている患者さん達
その際、患者さん自身が街の薬局へ行き、自己負担で薬や注射針(100シル=5円)を購入しなければなりませんが、金銭的に困難な場合が多く、治療を受ける事ができません。
色んな国から、一時的に医薬品が寄付されますが、それを使うためにはさらに、必要物品(点滴の管、針等)をウガンダの病院自身が購入する必要がありますが、その管理能力は不十分です。
そして、寄付になれてしまった環境では、次の寄付を待つ事が解決策と考える傾向にあり、自分達で問題解決方法を生み出そうとする力が弱っているように感じます。

村のヘルスセンター(医師不在、看護師のみ勤務)
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