オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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先日、GP(家庭医)のお話をしましたが、今回はヘルスビジターに関して書きたいと思います。
※参考記事『GP(家庭医)が支えるUKの健康』
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201110516184

ヘルスビジターとは、GPから派遣されるいわゆる保健師のような仕事で、
幼児のいる家庭を訪問し、母親と子供の健康について相談にのってくれます。

日常的な「子供が発熱した!」とかはGPに直接連絡しますが、
子供の発育や、予防接種のコーディネートなどに関してはヘルスビジターが
担当しているようです。

先日はじめてヘルスビジターが我が家にやってきて、
娘の健康状態・成長に関しての簡単なヒアリングを受けました。
(ちなみに、キャリアウーマン風にスーツを着こなすベテラン女性でした)


いろいろな子育てお役立ち情報もくれます

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いままで娘が受けてきた予防接種の種類などを訊かれたのですが、
そこで問題になったのがポリオ(小児まひ)の予防接種に関して。

日本では、ポリオは経口で生ワクチンを2回服用する形態をとっていますが、
既にこれは非常にマイナーなやり方のようで、世界の主流は
不活化ワクチンを注射で接種するというスタイルです。

特にイギリスは、生後数カ月から3回に分けて、五種混合ワクチンでポリオも同時に摂取します。

日本では三種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風)ですが、
イギリスはこれにポリオとHib(真正細菌インフルエンザ菌)ワクチンが
追加されているという訳です。

説明が長くなってしまいましたが、ヘルスビジターの女性は、
娘の「ポリオ予防接種2回」という部分を不審に思ったようで、そこに関していろいろ質問してきました。

私も事情は分かっていたので「日本は経口生ワクチンなんだ」と説明しましたが、かなり驚いた様子でした。

「いまどき経口生ワクチン!?ありえない!
 不活化ワクチンでもう一度やりましょう!」

と言われてしまいました。
今度は、私がびっくり。

日本では経口生ワクチン2回接種ですっかりポリオ予防完了扱いですが、
よその国では信用されないのね~。

生ワクチンの問題は、数万人に一人の割合でポリオを発症してしまうこと。
予防接種を受けて病気を防いだつもりが、かえって麻痺の残る病気になって
しまうなんて、親はやりきれませんよね。
(不活化ワクチンには、その危険性がありません)

つい最近も、厚労省が日本にも不活化ワクチンを緊急輸入するか否かで
もめたというニュースが流れていましたが、やはり確実で安心できる
方法を一刻も早く採用してほしいと思います。





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