ローマでも八重桜が満開
2011.04.19 up
公園内の2色の八重桜、散歩道のベンチで日光浴する男性
ローマでは毎年2月末頃に黄色いミモザの花が咲き出し、その後3月中旬より白やピンクの桜が咲き始め、春の訪れが感じられます。
ローマ市内では場所により八重桜も見られ、特に「エウル中央公園」と「パナマ通り」に咲く八重桜は現在満開で、懐かしい日本が思い出されます。
公園の南東、池でペダルボートを漕ぐカップル
ローマ市内の南に、戦前の1930年代後半にファシズムの創始者ムッソリーニの構想の下、市内には古代都市ローマを残し、近代に向けEUR(エウル)という新都市の建設が始まりました。EURとはEsposizione Universale di Romaの略語で、1942年に開催予定だったローマ万博に向けての都市計画でした。しかし途中戦争の為、建設は中断されました。
エウルの中心部に東西に広がる人工池と、池を囲むように緑豊かな公園を作り、現在「エウル中央公園」と呼ばれています。
公園の南西部の桜並木
戦後建設が再開され、1951年には公園内の池を囲む歩道に、当時東京都より寄贈された八重桜が植えつけられ、「日本の散歩道」と名づけられました。
公園内の南側には人工滝があり、そこから南西辺りの芝生内の八重桜も現在満開です。
公園南部の人工の滝
エウル公園は、地下鉄B線のEur Palasport(エウル・パラスポルトゥ)駅あるいはEur Fermi(エウル・フェルミ)駅で下車し、外に出ると直ぐ公園につながっています。現在両駅の出口付近で公園の北側に当たる所に、水族館を建設中です。
パナマ通りの八重桜の並木道
ローマ市内の東北部の高級住宅街パリオリ地区のパナマ通りは、別名「日本通り」とも呼ばれ、八重桜の並木を見る事が出来ます。この八重桜に関しては、1940年代に昭和天皇が日本の象徴でもある桜を寄贈したとも伝えられています。
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