ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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インド北東部シッキム州で18日夜にマグニチュード(M)6.8の地震が発生したことは、既に報道でご存知かと思います。
シッキムに程近いこちらネパールでもその影響を受け多数の被害が報告されてきています。
http://g.co/maps/a5raj
外国人旅行者は許可証を必要とするシッキム州。カンチェンジュンガ峰の麓、ネパールとブータンの間にあります。グーグルマップより 


農村部はこのような石積みの家

農村部はこのような石積みの家

まず、カトマンドゥでは市内中心部に位置する英国大使館の高いレンガ塀が崩壊し、通過していた車を襲い3名の死亡が確認されました。
Kathmandu District Administration Office はこの地震の犠牲者に対して25,000Nrs(約3万円)の見舞金を給付すると決定しました。
現場は私も家族も普段通り道に使っている所なので大変ショック…。

震源に近い東ネパールダランでも2名の死亡が、一夜明けてからは北東ネパールのサンクワサバ地区で幼児が死亡、数百の家屋に全半壊の被害が出ており負傷者も報告されています。遠隔地のためまだ全容は掴めていません。

外国人トレッカーの多いエベレスト街道、ソルクンブー地方の僧院にも被害が及び、震源の東側ブータンでもまたかなりの揺れを体感したようです。


カトマンドゥ旧市街バザールにはこのようなひしゃげた建物も多く残っています。

カトマンドゥ旧市街バザールにはこのようなひしゃげた建物も多く残っています。

我が家では夕飯時でガスを使っていましたが、すぐに消火。日本であればそんなに慌てることのない程度の1,2分の横揺れでしたが、なんせ建物は細い鉄骨とレンガ、砂が多めに混ざったコンクリートできていますから信用なりません。子どもを抱き抱えて庭に出ました。

地震を体感したことのない市民は、パニック気味で住宅街はざわめき、大通りに飛び出したり、ベランダから飛び降りた人たちも。
帰宅ラッシュで車やバイクが渋滞しているところに緊急車両が走ってきますので大渋滞になりましたが、トラフィック警察はなす術もなく空を仰ぎ見る状態だったとか…。

病院もまた搬送されてくる負傷者への十分な対応が出来ずお手上げ状態;


地震については以前もリポートしましたが、ヒマラヤプレート上でいつ起こってもおかしくないと言われていました。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201131325934

雨季の影響で地盤が緩んでいますので、今後も地滑りや土砂崩れの影響も心配です。

街中の趣ある建築物ではありますが、老朽化して大変危険。早急な対策が求められます。



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  • 1 コメント

1 - Comments

chioより:

2011 年 09 月 20 日 22:20:28

やはり地震はすごかったのですか?
10月にネパールにトレッキングに行こうと思っていたのですが、危険ですかね・・・

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