福島に帰ってきました
2012.03.05 up
福島駅前昨年末のイルミネーション
昨年末にブルガリアでの2年間に及んだ留学生活を終えて、福島県福島市の実家に帰ってきました。留学中に震災と福島第一原子力発電所の事故があったので、福島に住むことには少し不安がありました。ブルガリアに居るときは、ニュースと両親の電話から知る情報だけで福島の様子を想像していたので、帰ることで実際の福島を知るのが怖くもあったのです。
父が迎えに来てくれた福島駅前には美しいイルミネーションが灯っていてある程度の賑わいがあり、ほっとしたのを覚えています。
中野不動尊の初詣
久しぶりに父と母と三人で迎えた静かなお正月でした。福島市中心部にある稲荷神社と、北西部の中野不動尊に初詣に行きました。寒風の吹く中、どちらも盛況。この頃はまだ実際の福島に慣れておらず、賑わいを見るだけでどことなく安堵と嬉しさを感じていました。
放射線量を計測してみる
この写真は、今年1月上旬に自宅前で車に乗ったときの放射線量の値です。私の家は福島市の中でもやや放射線量が高めの地区に位置しています。庭や道路は地表で0.8~1.5マイクロシーベルト/時程度あります。家の前にあるアスファルトの割れ目では2.5マイクロシーベルト/時に達する箇所もあります。家の中では、1階よりも2階のほうが全体的に値が大きく、私の部屋(2階角)の空間線量は0.4~0.5マイクロシーベルト/時です。
福島駅に現れたプロ野球選手の色紙
1月に入ってJR福島駅に行くと、改札口の前にプロ野球選手からの復興祈願メッセージが飾られていました。現役の選手数十人のメッセージ入りサイン色紙です。行き交う人も足を止めて見たり、写真を撮ったりしていました。震災から一年近く経っても、ここでは時間が止まったままの部分があります。こういうメッセージはやはりありがたく、嬉しいものです。
ダルビッシュ有選手の色紙も
私はこれからしばらく福島に住み続けます。このブログを通して、今の福島の日常をお届けしていければと思います。
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タグ:福島
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