スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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薬局で販売される「ビタミンD」、スプーンなどにとって、子どもに毎日5滴与えることが勧められています。

薬局で販売される「ビタミンD」、スプーンなどにとって、子どもに毎日5滴与えることが勧められています。

赤ちゃんが生後1ヶ月を迎えると、小児看護師に紹介されるのが「ビタミンD」のシロップ。
1ヶ月から1歳になるまでは毎日、その後2歳まで(場合によっては5歳まで)冬期間(9月~4月)は毎日、子どもに与えることが推奨されています。

実はこのビタミンシロップ、乳幼児突然死を防ぐビタミンがビタミンAとされていたため、数年前まではビタミンAとDの複合で販売されていました。しかし、ビタミンAを人為的に与えなくても乳幼児突然死の頻度に有意差はないことが確認されたため、現在はビタミンDのみです。

ビタミンDはご存知のとおり骨の形成に不可欠なビタミン、1歳以降は冬期間のみというのは、日光により十分量が体内形成されるからだそうです。


子供向けのビタミンミネラル複合サプリメントが薬局に並んでいます。

子供向けのビタミンミネラル複合サプリメントが薬局に並んでいます。

薬局に行くと、子ども用のサプリメントやビタミン剤も数々並んでいます。栄養分は食べ物からとるべきで、特に子どものうちからビタミン製剤やサプリメントに頼るのはどうなのか?と疑問に思うのは私だけでしょうか。

しかし、緯度の高いスウェーデン、日光によるビタミンDの形成が不十分になりがちな環境から、骨の発育のために乳幼児期のビタミンDの補充は止むを得ないと言えるのかもしれません。
それにしても、ビタミンDもシロップではなく、離乳食からも十分にとれるような乳幼児用の工夫する方法がないのか?とも思いますね。


スウェーデンで売られている乳児用粉ミルク、「DHA」などが粉ミルクに添加されるようになったのはスウェーデンではごく数年前のことのようです。ビタミンDも粉ミルクに少し強化してはいかがでしょうか?

スウェーデンで売られている乳児用粉ミルク、「DHA」などが粉ミルクに添加されるようになったのはスウェーデンではごく数年前のことのようです。ビタミンDも粉ミルクに少し強化してはいかがでしょうか?




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  • 1 コメント

1 - Comments

いとうより:

2013 年 12 月 20 日 18:23:18

いとうです。
確か、我が家の子供もスポイトでなんか与えていた記憶があります。
はずかしながら、何を与えていたのか忘れてしまいましたが。

ビタミンAを与えなくなるなど、より科学的に分析され、刻々と進化
していくんですね。今だと「スポーツしながら水分補給」は当たり前ですが、
私の子供のころは「腹が痛くなるからダメ」とか「根性の無いやつが水を
飲む」など、今とは180度違うことを言われ育ってきました。

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