アメリカンフットボールのスーパーボウル（プロフェッショナルリーグでの全米一を競う決勝）が行われました。通常2月上旬の日曜日に開催されており、スーパーボウルサンデー（Super Bowl Sunday）と呼ばれています。今年は地元のチーム（サンフランシスコ４９ers）が出場ということもあり、かなり盛り上がっていましたが惜しくも敗戦してしまいました。

この日は友人や家族で集まってパーティをしながら一緒にテレビ観戦する人も多く、ピザの出前が一年で一、二を争うくらい多いとも言われています。チキンウィングを食べるのも伝統となっていて、チキンを売るファストフードのお店にも朝から列ができるほどです。放送中のテレビコマーシャルは企業は大金をつぎ込んで枠を確保し、試合のテレビ視聴率も40％を超え、アメリカにおけるこのイベントの重要性が伺えます。

さてこのスーパーボール、アメリカンフットボールのファンでなくても、新年度への準備に向けて区切りのイベントとされています。アメリカでの新年度は9月ですが、スーパーボウルサンデー頃から、来年度に向けての学校の申し込みが始まり、それに伴い家の売買が極めて活発になってきます。1月はクリスマスなどのホリデーから戻って、様々な面で少し静かな月ですが、スーパーボウルサンデーを皮切りに、いろいろなものが「キックオフ」するのです。

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