台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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出版社、行政などのトップがテープカットを行ないました

出版社、行政などのトップがテープカットを行ないました

 今年の夏休み終盤を迎えた8月15~20日、漫画博覧会が世貿中心(シーマオジョンシン)の1号館で行なわれました。今年は日程が6日間に増え、サイン会などA、B各ステージでの総活動数は46。台湾のものも頭角を現してきましたが、主力は今でも日本の漫画であり、アニメ。

 


2団体に収益金を寄付します

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 単なる漫画、アニメのグッズセールの場としてだけでなく、版権ビジネスの交流の場としての機能も果たしてきている漫画博覧会。同時にチャリティーの場としての役割も果たしていて、看過できない存在になりつつあります。

 とはいえ、2月の国際アニメ・コミックフェスティバルでは罵声や怒号が飛び交い、警察が動員されるくらい殺気立った会場周りの行列。また、場内では座り込む中高生の姿も目立ち、移動しにくいだけでなく、業者が商品を搬送する台車の通行を妨げていました。
 こうした問題があり、主催者も頭を痛めていましたが、改善が見られましたので、それを紹介したいと思います。


今回もいた場内の座り込み

今回もいた場内の座り込み

 まず、会場周りの行列は、各ブースの業者と警備員が協力して整理していました。私は、あまりの人の多さに驚きましたが、罵声や怒号が聞こえることはありませんでした。

 上の写真のような座り込みの光景は、相変わらずといえば相変わらずですが……


会場の2階に設置された専用のスペース

会場の2階に設置された専用のスペース

 会場の2階を見に行ったら、座り込み用のスペースができていました。
 場内で座り込んでいる人を見かけたら、係員がここへ行くよう促していました。

 この中へ入ると……


アニメ専用チャンネルの宣伝ブースがありました

アニメ専用チャンネルの宣伝ブースがありました

 アニメ専用チャンネルの宣伝ブースがあり、そこに設置されたモニターでアニメを鑑賞できるようになっていました。ここで座り込んでも移動の邪魔になることはなく、ゆっくり買った商品をチェクすることができます。

 こうした小さな努力が実り、観客動員が初日で約10万人、2日目で約9万5千人を記録しました。こうしたイベントで、小さい子どもがいる家族連れが行きやすい環境を作るのは不可欠だと思うので、来年2月4~8日に南港展覧館(ナンガンジャンラングワン)で開催予定の国際アニメ・コミックフェスティバルでは更なる改善を期待します。


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  • 3 コメント

3 - Comments

いとうより:

2013 年 09 月 29 日 15:50:19

いとうです。
アニメは世界的に人気ですね。日本で仕事上の展示会がアニメと同じ会場
だったときがありましたが、そのときはコスプレした人たちがたくさん
いました。アニメといってもすべて同じではないのかもしれないですが、
コスプレはしていないようですね。

石田より:

2013 年 09 月 30 日 01:16:42

やはりクールジャパン!
アダルトの次は漫画・アニメですよね!

筆者より:

2013 年 09 月 30 日 03:08:22

いとう 様

このイベントでコスプレはいますが、少数派です。
こちらで、コスプレが多いのは、いわゆる「コミケ」の方です。
今後、そちらのレポートもしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。


石田 様

いずれの方面でも、日本の影響は強いようです。

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