タイ

タイ:バンコク

青柳 みちよ(あおやぎ みちよ)

職業…主婦ライター

居住都市…バンコク(タイ)

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曲がり角に突然現れた「お供え物」

曲がり角に突然現れた「お供え物」

通りを歩いていると時々みかける「お供え物」。ご飯や肉料理、甘いものや飲み物まで、普通の食事のような料理が置いてあります。
私は常日頃からこれを見て「いったい誰のためにおいてあるのだろう?」と不思議に思っていました。


大きなエビとナッツをセットしたものもあり

大きなエビとナッツをセットしたものもあり

最初は貧しい人たちが自由に食べてもいいように置いてあるのかとも思いましたが、知っている限りにおいて、お供え物が食べられた形跡を見かけません。何よりも、バンコクのこの暑さの中、食べ物はあっという間に傷んでしまうこと必至でしょう。


ご飯にフルーツの組み合わせ

ご飯にフルーツの組み合わせ

では日本で仏壇に供えるご飯やお水のように、亡くなった人や仏様に向けて供えられているのでしょうか。
だとしたら、敬虔な仏教徒のタイにしては、供える食べ物に統一性がないばかりか、一度置いたら見る影がなくなるほど腐ってしまうまで置きっぱなしというのも、どうも納得がいきません。


置き場所にもルールなし。こんな場所にポツンと置かれています

置き場所にもルールなし。こんな場所にポツンと置かれています

中には「もともとは托鉢中の僧侶が食べていいようにと備えておいたものが、今では単なるお供え物となった」という説もあるようです。
常に供える家もあれば、単発で供える家もあり、「お供え自由」というところでしょうか。
あるいは家で大事なことがある時に、縁起を担ぐためということもありそうです。


店の中にもお供えしてます 

店の中にもお供えしてます 

いずれにしてもこの暑い日差しの中に置きっぱなしにされたお供え物は、食べ物に不自由していないタイの野良犬たちも見向きもしません。腐らないうちに片付けたほうがいいと思うのですが、もしかしてお供えの日数も関係あるのかな?
なかなか興味深い習慣です。


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