ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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扇風機と並んで販売される歌って踊ってお辞儀する人間と等身大のサンタクロース

扇風機と並んで販売される歌って踊ってお辞儀する人間と等身大のサンタクロース

 ブラジルのクリスマスといえば「夏」です。ホワイトクリスマスは夢物語です。

 11月に入ると、クリスマス商戦のムードが各所で見られるようになります。

 サンパウロの雑貨店の店頭には、客寄せの歌って踊ってお辞儀する人間と等身大のサンタクロースまで身近に販売されていますが、ふと近くを見ると扇風機が真横で販売されているような、サマークリスマスを象徴するような風景は珍しくありません。

 今年の一般向けの扇風機の店頭価格は約70レアル(約3300円)、歌って踊る等身大のサンタクロースは約500レアル(約24000円)となっています。


扇風機と並んで販売される歌って踊ってお辞儀する人間と等身大のサンタクロース

扇風機と並んで販売される歌って踊ってお辞儀する人間と等身大のサンタクロース

 サンタクロースの人形も気温30度前後の中、扇風機の風が恋しくもなれば、衣装を脱いでしまいたいこともあるに違いありません。

 ブラジルのサンタクロースは、時に上半身裸、ミニスカートなど、涼しげなイメージで表わされて登場することも少なくありません。

 部屋飾りには、全部衣装を脱いでしまったサンタクロースの形跡を示すような、衣服だけが干されたデザインの雑貨なども見かけます。


小さなサンタクロースの衣服だけが干されたデザインの雑貨

小さなサンタクロースの衣服だけが干されたデザインの雑貨

 クリスマスが近づくと、ブラジルで誰もが目にするようになる伝統の食べ物といえばパネトーネです。イタリア由来の文化でありながら、イタリア移民やその子孫の多いブラジルでは、いつの間にかパネトーネをプレゼントし合い、食べることが伝統になっています。

 9月ごろから年末に向けて、様々なメーカーのパネトーネが店頭に並び始めます。

 近年は毎年、新しいレシピや箱のデザインのパネトーネが登場して、伝統のパネトーネに次々と新商品登場しています。パネトーネ商戦もやや過熱気味のサンパウロのクリスマスです。


食料雑貨店の店頭に積まれたパネトーネ

食料雑貨店の店頭に積まれたパネトーネ


歌って踊ってお辞儀する人間と等身大のサンタクロース

歌って踊ってお辞儀する人間と等身大のサンタクロース


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