『今年は、どこへ行くの？』が合言葉になるオランダの夏。最長で、3週間の有給休暇が取れるオランダの一般企業ですが、そのほとんどを7月に消化する人が多く、キャンプ場や各旅行会社も活気づいてきます。

オランダ人にとって夏休みは、一年のうちでもっとも重要なイベント。それだけに、どこへ行くか？を慎重に選びます。ただ、不況続き、ということもあり、年に2回も3回もバカンスに行くことは、当然のことながら、少々難しくなっています。しかし、それでも、旅行好きなオランダ人たち。貯金を崩してでも、お金を借りてでも、バカンスに行く彼らは、この夏の有給休暇をどこで過ごすか、
決めるのに大忙しです。

さて、今年人気の旅行先ベスト５は？というと、まず、5位はイタリア。それも、パスタやピザを本場で味わおうという、グルメを満喫する旅が人気だそうです。4位は、インドネシア。エキゾチックな東洋の国でひとときを過ごしたい、という若者に人気です。そして3位は、スペイン。オランダから気軽に自家用車で行ける上、物価もあまり高くないことから、常に人気があるバカンス先です。

そして、2位はタイ。インドネシアやタイの人気は、やはりグルメ人気から火がついたといわれています。オランダ人が知っている、一般の味とはまるで違う、美味なる食べ物に魅せられ、国を訪問したい！という人が多くなった結果、人気急上昇中の国になった、ということです。

そして1位は・・・アメリカ。オランダ人にとって、アメリカは未知の国のひとつ。『自由の国』とは一体、どんなところなのか？と好奇心から訪れてみたい！という人の数が急上昇中だということです。どの国もユニークで、訪問する価値がある国ばかり。さて、今年の夏、世界中に旅行に出かけるオランダ人たちが、各国でどんな思い出を作って帰国するのでしょうか。

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