ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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雨期の夕立の後に倒れた木々と電線

雨期の夕立の後に倒れた木々と電線

 昨年は水不足が騒がれていたサンパウロ。本格的な雨季に入り、昨年末から夕方の一時的な集中豪雨が増加しています。

 「水不足がこれで解消」と安心するのもつかの間。今度は夕方の1、2時間の強い暴風雨が到来しただけで、街路樹の木や電柱が折れたり倒れたり、それにより道路が通れなくなり交通渋滞が発生したり、電線が切れて数日も停電が多発したりします。特定の低地に雨水がたまって浸水するのは毎年おなじみの風景です。


WiFiが使えることを示すサンパウロ市内の公園の看板

WiFiが使えることを示すサンパウロ市内の公園の看板

 その様な強い雨風による被害は、「テレビで報道される特定の地区だけで発生してるのだろう」と思いがちで、「どうして我が家がいつまでも停電したりネットが不通になるのだろう」と頭にも血が上りがちです。
 
 そんな時、家の近所や少し足を延ばして散歩やドライブしてみれば一目瞭然。確かに街路樹が折れたり倒れたりしているのはすぐに遭遇できる珍しくない風景です。もともと木に引っ掛かっていた電線が一緒に倒れているのを見れば、停電が多発するのもうなづけます。


 毎年、同じような夏の雨季の集中豪雨があるのは予想されるため、日本の感覚なら「もう少し改善できるのではないだろうか」と思えるような自然災害に対するインフラ整備に社会全体で年ごとの改善が見られにくいのが、サンパウロの現状です。

 昨年からの雨で、「2日以上停電した」とか「2週間近くインターネットが使えたり使えなかったりが続く」というような身近な人の声も普通に聞かれます。

 民間の通信サービスが使えない時、サンパウロ市では最寄りの公園など、パブリックスペースで半年くらい前から急速に普及し始めた無料のWiFiの方が役に立つ今日この頃です。




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