スペイン・バレンシアに住んでいて一番身近な発酵食品といえば「ヨーグルト」。
というわけで、ヨーグルトを使ったスイーツ(伝統菓子と流行菓子)を三つ紹介したい。

各家庭によって少しずつレシピが違うコカ。ヘルシーで食べやすいので幼稚園のおやつとしてもよく出される
バレンシア州の典型的なお菓子で、ヨーグルトを使った伝統菓子といえば、「コカ・デ・ジャンダ(Coca de llanda)」。ヨーグルトとオリーブオイルをたっぷり入れるのが特徴で、ヨーグルト、小麦粉、砂糖、牛乳、オリーブオイル、シナモン、レモンの皮すりおろしといった材料を混ぜてオーブンで焼くだけ。
作り方もとても簡単なために時間がある時に作っておき、軽食や朝ごはんとして、また子どものおやつとしてよく出される。ちなみに、スペインでは市販のヨーグルトにまでオリーブオイル入りが!
また、スペインの典型的な菓子である「トゥロン」を割り入れて、ヨーグルトと混ぜて食べるスタイルも一部の女性の間で人気。
トゥロンはアーモンドの粉で作られたお菓子で、スペインではクリスマス時期の典型的なスイーツとして各家庭で食べられる。アーモンドの粉にたくさんの砂糖が混ぜられているため甘すぎるのが(一部の人には)難点。ただ、その糖分がヨーグルトの酸味と組み合わせることで微妙な美味をうむとかで、「トゥロンとヨーグルトの組み合わせ」が人気沸騰中。
胃に重い食事が続くクリスマス料理で、せめてデザートをできるだけヘルシーにしたい気持ちもヨーグルトとの組み合わせを生んだ背景にあると思われる。

アーモンドの粉で作られたトゥロンはクリスマスの典型スイーツ。ヨーグルトの酸味と合わせるとその甘味が活きる@Recetas de Rechupete
また、ヨーグルトを使った流行スイーツでいうと、近年スペインで大流行している「フローズンヨーグルト」がはずせない。ヨーグルトという健康的な材料を使ったアイスクリームというのが若い世代や甘いもの好きの女性に歓迎されていて、フローズンヨーグルトのチェーン店が乱立中。多種類のトッピングやソースから選べるスタイルも女性客の心をつかんだ要因。

スペインで大流行フローズンヨーグルト
スペインの発酵食品代表のヨーグルト、伝統菓子から流行スイーツまで幅広く活躍中だ。
レポーター「大田 朋子」の最近の記事
「スペイン」の他の記事
- 2020年4月(1)
- 2018年1月(3)
- 2017年1月(1)
- 2016年12月(1)
- 2016年9月(2)
- 2016年6月(4)
- 2016年5月(2)
- 2016年2月(6)
- 2016年1月(8)
- 2015年12月(2)
- 2015年11月(3)
- 2015年10月(2)
- 2015年9月(2)
- 2015年6月(2)
- 2015年5月(4)
- 2015年3月(3)
- 2015年2月(3)
- 2015年1月(3)
- 2014年12月(2)
- 2014年11月(3)
- 2014年10月(2)
- 2014年5月(1)
- 2014年3月(3)
- 2014年2月(2)
- 2014年1月(6)
- 2013年12月(1)
- 2013年5月(2)
- 2013年4月(2)
- 2013年3月(2)
- 2013年2月(8)
- 2012年11月(3)
- 2012年10月(3)
- 2012年9月(5)
- 2012年6月(3)
- 2012年5月(3)
- 2012年4月(2)
- 2012年3月(10)
- 2012年2月(6)
- 2012年1月(6)
- 2011年12月(8)
- 2011年11月(3)
- 2011年10月(10)
- 2011年9月(4)
- 2011年8月(4)
- 2011年7月(7)
- 2011年6月(5)
- 2011年5月(4)
- 2011年4月(5)
- 2011年3月(9)
- 2011年2月(6)
- 2011年1月(3)
- 2010年12月(3)
- 2010年11月(3)
- 2010年10月(7)
- 2010年9月(8)
- 2010年8月(2)
0 - Comments
Add your comments