『健康のために果物を食べましょう！』という文字が、大手スーパーの広告によく記されているオランダ。日本と比較すれば、果物全般の値段は安価といえるでしょう。しかし、安かろう、悪かろうではありませんが、概して果物の味がよくないことは否めません。

スーパーでほぼ一年中販売されている果物というと、リンゴや西洋ナシがあります。また、スペインなどから輸入されるオレンジやミカンも、常にスーパーに置かれています。しかし、旬の果物となると、当然かもしれませんが、一定期間しか販売されません。

そのせいか、旬の果物の値段が高価なこともあります。たとえば、イチゴ。スペインから輸入されるものは、一箱５００グラム入りで３ユーロ(約４００円くらい）なのですが、本国オランダ産となると、その倍の値段になります。さくらんぼも同様です。毎年６月になると、『国産さくらんぼ』として真っ赤に熟れたさくらんぼが発売になりますが、やはり、５００グラムで４ユーロ(約５００円）くらいになります。

しかし、日本のそれと比較すれば高価とはいえないかもしれません。日本の果物の美味しさは、オランダでも知れわたっており、特にマスク・メロンやさくらんぼが非常に高価であることは有名な話です。

春とは呼べない今の季節ではありますが、そろそろ、イチゴがスーパーや、果物屋の店頭に並ぶようになりました。オランダ人たちは、イチゴを薄切りにし、食パンの上に乗せ、砂糖をかけて食べるのが一般的ですが、意外（？）にもとても美味しいので、日本の皆さんにもお勧めです！

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