日本では人生の節目として60歳になったら還暦祝いをしますよね。同じような感覚で、オランダでは50歳の誕生日を盛大に祝います。聖書に出てくる人物にちなんで、50歳の誕生日を迎えた男性を「アブラハム」（Abraham）、女性を「サラ」（Sara）と呼びます。
筆者の女性の友人が50歳になり、「サラ」のお祝いをしたのでそのパーティに参加させてもらいました。

ちなみに、通常は50歳の誕生会には「アブラハム人形」や「サラ人形」が飾られているのですが、主役である筆者友人が「あれだけは絶対に飾らないで」と家族に何度も言っていたので会場にはありませんでした。
どんなものか、画像検索をするとみられるので、下のリンクからどうぞ。

https://www.google.nl/search?q=Abraham+Sarah+50+verjaardag&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi6sc2EmfPPAhVIJcAKHa8zDwUQ_AUICCgB&biw=1242&bih=580#tbm=isch&q=Abraham+Sarah+poppen

アブラハムもサラも、ずいぶんお年寄りに表現されていますね。昔は50歳でもこういう扱いだったんでしょうか。友人も、そんなお年寄り扱いされるのが嫌だったよう。

主役の女性の家族や昔ながらの友人たちが出席する、アットホームな集まりでした。特に奇抜な出し物などは無かったのですが、誕生日ケーキが非常に個性的で秀逸でした！サラの白髪をホイップ・クリームで表現していますね。アーモンド風味の、ずっしりと食べごたえのあるケーキでした。
ちなみに友人曰く、50歳の誕生日に出されるケーキのレシピはだいたいオランダ国内で統一されていて、我々が食べたのと同じ味のケーキが全国で供されているそう。

そして、オランダのバースディ・ソングは「ハッピーバースディ」ではありません。

https://www.youtube.com/watch?v=G3oiuI7HyzQ
【LANG ZAL ZE LEVEN - Verjaardagslied】

（歌詞）
Lang zal ze/hij leven,
Lang zal ze/hij leven,
Lang zal ze/hij leven inde gloria
inde gloria,inde gloria!
Hiep hiep hoera! Hiep hiep Hoera!!

誕生日の主役が女性の場合は「ze」、男性だと「hij」になります。
子供に対しても歌う歌ですが、誕生日を迎える人物の長寿を願う歌詞です。
実は筆者も娘の誕生日が迫っているので、この動画を見ながら練習したいと思います。

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