オランダ

オランダ:ハーレム

倉田 直子(くらた なおこ)

職業…ライター
居住都市…ハーレム(オランダ)

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もしかしたら、オランダにミッフィー模様の道路標識が導入されるかもしれません。
オランダのメディア「AD」誌が報じるところによると、オランダの交通安全調査機関「Stichting Wetenschappelijk Onderzoek Verkeersveiligheid」が「ディック・ブルーナ氏(ミッフィーの作者)のキャラクターが描かれた道路標識を見ると運転者はどのような反応をするか」という調査を行ったそうです。

実験に参加した1474人のテスト・ドライバーは「ディック・ブルーナ氏のキャラクター標識が視界に入ると、子供や社会的弱者を連想し、自分自身(ドライバー本人)および他のドライバーの走行速度が低下した」と感じたそうです。
調査機関によると、住宅地における走行時速が4キロ減速すると事故発生率が20%減少するのだとか。
ヴェスターラント州(Westland)のブラム・マイヤー(Bram Meijer)市会議員・都市圏安全大使は「AD」の取材に「道路管理者としてこの貴重な機会を無駄にしてはならないと思います。被害者を一人でも減らすために(ディック・ブルーナ氏のキャラクターの標識を)設置するべきです」と対応し、非常に前向きな姿勢を見せています。
具体的な時期の記載はありませんでしたが、まずは都市部が標識の導入に向けて実証実験を行うそう。これで良い結果が出れば、オランダ全土に導入されるかもしれませんね。またオランダならではの観光名物が増えそうです。


ちなみにこれは、とある街で見かけたディック・ブルーナ氏のキャラクターを配した看板。「学校が近くにありますよ」と告知しています。道路標識ではないので公的なものでは無いですが、こういった看板一つでも効果はありそうですね。
特にディック・ブルーナ氏はオランダの方なので、彼のキャラクターはオランダ人にとって子供のころから親しんできた身近な存在。これ以上の適任はいないかもしれませんね。

参照ページ: Door lieve verkeersborden rijden we beetje langzamer
http://www.ad.nl/dossier-nieuws/door-lieve-verkeersborden-rijden-we-beetje-langzamer~aebb7a72/





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