カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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e-mailされた招待状

e-mailされた招待状

2月に結婚する姪のウェディングシャワーに行ってきました。

カナダ在住歴20年を超える私。これまでに結婚式に出席したことは何度かありますが、ウエディングシャワーは初体験。

招待状を送ってきたメールの本文には
It’s a themed shower...’The Hours of the Day’...
So if you would think of something xxx (新婦) and xxx (新郎)could use in the 14:00 am time slot, that would be great!

翻訳すると
シャワーにはテーマがあり、テーマは「一日の(特定の)時間」です。

新郎、新婦が14時に使うものを考えてくださいね。

とありました。

さて、シャワー自体が初めてなのに、14時と言われても...と一緒に出席する娘と首をひねってしまいました。

新婦は大学を卒業したばかりの23歳。新郎も希望する仕事に就いたといっても、まだ本採用ではありません。1台しか車がないので、どこに住むかは就職する場所次第。バンクーバー周辺は不動産が高いため、どれぐらいの広さのところに住むことになるか、まだ分からないといいます。

その上、新郎は家族、親せきの絆が強いと評判のイタリア系カナダ人。披露宴の出席者は250人を超えると聞いています。

結婚のプレゼントは日本のように現金というわけではないし、250人規模の結婚式でモノが集まるのは必至。シャワーにはあまり嵩張るものはあげたくないなぁと考えた私は、とりあえず高級店の紅茶やスパイスのセット、キッチン用のタオルなど、消耗品を中心に集めて持って行きました。

(*結婚のプレゼントは別で現金と、ちょっとした記念品を持って行く予定にしています)


プレゼントの山!

プレゼントの山!

シャワーのプレゼントの予算について、ネットで調べたのですが、見つけることができず。夫に聞いても、僕は男だからウェディングシャワーに行ったことがないといいます。

それもそのはず。出産前のベビーシャワーもウエディングシャワーも女性が集まるもので、男性は蚊帳の外のため、どのように行われるかもわからないということでした。

さて、私はよく分かっていなかった、’The Hours of the Day’...(一日の特定の時間)ですが、シャワーの出席者は朝6時から夜10時まで、2時間単位で、それぞれ時間を振り分けられていました。

例えば6時に当たった人は、コーヒーのマグカップとシャワー用のタオルセットなど、12時(正午)はお弁当用のサーモスのスープジャーやお弁当箱のセット、夜10時はワインというようにそれぞれ、知恵をしぼってプレゼントを用意していて、日本人の私には、「この人は朝シャワーなんだ」「ちゃんとお弁当を持って行くんだ」というように、カナダ人の生活感覚を知ることができて、面白かったです。

シャワーのホストに話を聞くと、テーマを決めたのは、できるだけプレゼントが重なったりするのを避けるため。確かに、テーマがないと、みんながサラダボールを持ってきた、なんてこともあり得ます。

ただし、一日の時間を割り振ったのにもかかわらず、ティーポットとコーヒーのフレンチプレスについてはかさなってしまい、どちらも二つずつ集まりました。

私個人はイベントは楽しみましたが、若い二人には現金が一番と思っているだけに、プレゼントの山を見ながら、複雑な気分。たくさんのプレゼントを置く場所なんてあるのかしら、と余計なお世話と知りつつ、心配になってしまいました。

ちなみに姪のためのシャワーは今のところ合計4回、予定されています。昨日のシャワーでもらったプレゼントは4WDのトランクにいっぱいでした。


セッティングもとてもオシャレ。時間がテーマなので時計の絵も飾ってありました

セッティングもとてもオシャレ。時間がテーマなので時計の絵も飾ってありました




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