チリの首都サンティアゴ、そしてボヘミアンな港として有名なカラフルなアーティストが集う街バルパライソには多くのグラフィティーアートで溢れています。そんなチリのグラフィティーアートは、単に壁に落書きしたというよりも、まるで絵画を切り取ったように完成度が高く、それぞれは作品と呼べる程にカッコいいものが多いのが特徴です。

チリのグラフィティーアートは海外からやってくる観光客にも人気があり、サンティアゴの旧市街やバルパライソの丘をカメラを首からぶら下げた外国人たちが撮影している姿をよく見かけます。特にDasic Fernández( http://dasic.blogspot.jp )　というチリ出身のグラフィティーアーティストは、現在ニューヨークで活躍する芸術家の一人として注目を浴びています。

カラフルな色使いにどこか悲しげな表情をした人物が登場する彼の作品は、約10メートル以上もの高さの壁に大きく大胆に描かれた作品などが特徴です。そんなDasic Fernándezを生み出した、チリの路上には、南米の香りがただようオシャレな色使いや独特な作風の絵が至る所で見つける事ができます。美術館で作品を見るのもいいですが、人々が暮らす空気を路上で感じながらチリの青空美術館を楽しんでみるのも、悪くないかもしれません。

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