ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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IKEAのソーラーランタン。携帯チャージャーは電気のない山岳地帯でも有効

IKEAのソーラーランタン。携帯チャージャーは電気のない山岳地帯でも有効

 今年、日本各地見舞った地震や台風の停電で大変な思いをされた方も多いと思います。特にオール電化の家庭はお困りになったことでしょう。

 こちらネパールでは、昨年まで年中、水力発電量が減少する乾季には最長1日12時間以上もの計画停電が実施されていました。通電時間に合わせて生活を工夫し、ろうそくやライター、電池や手回し懐中電灯は必需品。冷蔵庫の中は最低限のものとし、早めに使い切るようにし、冷凍庫には役に立つや立たずやの保冷剤を置いて、なるべく開け閉めをしないことにしていました。衣類もアイロンの必要のないものを選びます。

 しかし、やはり電気がなければ仕事にならず、オフィスにはガソリンで稼働する自家発電機、自宅には最低限の明かりや携帯の充電を確保できるよう蓄電器を備え、毎日使用していました。


 2015年のネパール大地震後には、ソーラーランタンとソーラーチャージャーも用意。同年秋、インド国境封鎖で燃料危機に陥ったため、ソーラー温水設備も据え付け、大きな出費を余儀なくされました。

 毎年暗くて寒い冬を迎えるのが惨めで憂鬱(ゆううつ)だったのですが、昨年電力公社の汚職を一掃したら、何と計画停電の必要はなくなったのです!「計画停電フリーのカトマンズ」に市民はうれし涙しました。

  現在も突発的な短時間の停電や、電圧が下がって明かりが薄暗くなってしまうことはありますが、以前に比べればストレスもなく快適な生活を営んでいます。

 10年以上、長時間停電生活が当たり前だったことが嘘のようですが、不必要に停電の苦痛と経済的損失を強いられていたかと思うと許せないのですが、一般市民はどう感じているのでしょうか?





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