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新型コロナウィルス第五報――準ロックダウン緩和のスイス、すべてのレストランと店が再びオープン!
2020.05.25 up
レストランやカフェ、バーが営業を再開し、多くの人々がランチや散策などを楽しんでいました
新型コロナ感染の広がりで、今年の3月17日から外出自粛を行っていたスイス。
現在は感染者数もかなり減少し、落ち着いてきたことから、4月下旬から段階的に準ロックダウンを緩和していっている最中です。
レストランでは、一つのテーブルに4人までしか座ることができない(家族を除く)、テーブルとテーブルの間は2m以上の距離を空ける、など感染予防のための規則を守りつつの営業再開です
そして5月11日からは、緩和の第2段階として、不要不急として営業停止を強いられていた店や、レストラン・バー、図書館、ミュージアム等が再び営業を開始、本数を減らしていた公共の交通機関も少しずつ元に戻り、また、小・中学校も再開となりました。
すべての店で一度に入店できる人数制限を設定しており、入り口と出口もちゃんと分かれて入退店するようになっています
これによって、更に人々の外出が増え、今までゴーストタウンのようだったスイスの町が、にぎやかになってきた気がします。
突然増えた町や店での人々に圧倒され、「再び感染者が急増してしまうのでは」という心配もありますが、政府が今まで行ってきた、コロナ感染拡大防止対策(ソーシャルディスタンスや店の営業停止など)に不満を持った人たちも多く、こういった人たちが何百人も集まってデモを行い、警察に解散させられる、なんてことも同時に起きています。
入店を待つ間も、2mの距離を空けるソーシャルディスタンスは厳守
2か月のロックダウンをガマンしながら過ごし、やっと前の生活にやや近づいた今も、2m以上他人との物理的距離をとること、一度に入店できる人数制限、6人以上の集まりは禁止、といった新型コロナ感染予防に関するルールは継続されています。
そのため、すべての店や多くのレストランが営業を再開しはじめても、人々はちゃんとこういったルールを守りながら生活をしているので、このまま感染者が急増せずに安定してくれたらな、と願っています。
店内にいる人数を自動的にカウントし、「Stop」「Go」の合図で入店者数をコントロールするシステムを採用している店も
現在、スイスの人たちと良くする話題は「夏休み」。
例年、南ヨーロッパやアジア、中東など海外旅行をするのを楽しみにする人も多いこの国ですが、今年はそういうわけにもいかないので、スイス国内旅行に切り替える人も多いようです。
スイスでは、観光業が主産業の一つですが、今年は海外からの観光客を迎えることがほとんど叶わないでしょうから、スイス在住者が国内で夏休みを過ごすことで、スイスのホテル・レストランなど観光・飲食業の助けになると良いな、と思います。
レポーター「小島 瑞生」の最近の記事
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