コロナが忍び寄る新学期!
2020.10.03 up
欧州では、9月より新学期で、3月13日から休校していたが、約半年ぶりに開校致しました!
実は、8月中旬になっても開校になるかどうか、学校側から全く連絡が無く、文部科学省で働く人が、職場でもどうしたら良いか分からない状態なんだと話していたのを聞いていたので、どうなるか かなり心配していました。
8月27日感染対策のための学校運営のガイドラインが公式発表され、8月31日に校長先生が保護者に通達し、ぎりぎり新学期初日に間に合った形となりました。
今回は、バルセロナのフランス校の新学期の様子をご紹介いたします。
入学式は、9月3日、4日に学年ごと2日間かけて時間差で行われました。
毎朝、校門で消毒液を生徒の手に、振り掛ける係りがいます。前年までは、教室移動が多かったが、なるべく廊下での擦れ違いを減らそうと気遣って組まれた時間割。
授業内容は、何らかの理由で休んでしまった生徒のため、いつでもネット上で閲覧できるシステムになり、急に遠隔授業になった場合の対処も万全にし、教師陣の努力も感じられます。彼ら曰く、いつもは夏休みに旅行三昧だが、今年は出来なかったので自宅で今後の授業対策をとる時間が十分持てたそうです。
校内において常時マスクを付けての行動を強いられる生徒ですが、一番問題なのは給食時間です。日本の様に各教室で食べるわけではなく、食堂で全校生徒が少しのずれはあっても一堂に会するわけで、蜜は免れない上、マスクを外さないと用を足せない状況になります。まず、感染拡散するのを避けるため、いつも同じグループで食べる規則にし、ほかのクラスの人と交わらないことが鉄則でチェックが入ります。
2時間のゆとり設定にして、給食をテイクアウトし、校内の違う場所でも食べられる場所を設けましたが、その分、授業が午後にずれ込み、息子の場合、帰宅は早くても19時!
運動用マスク&マスク入れは体育の授業の際、必須アイテムに。
そんな学校と皆の努力があったのにかかわらず、ちらほらと コロナウイルスは忍び込んできました!
ちょうど新学期が始まって3週間経ちますが、「〇年〇組から1人、本日陽性の生徒が現れました。」「昨日、〇年生の○○科の教師が陽性と判明し、自宅にてビデオ授業をすることになりました」…と、校長先生からメールが保護者に時々送られてくることに。
今や、学校からメール来る毎に、ドキドキになりました。
クラスメートが感染したと分かったら、そのクラス全員がウイルス検査を学校で受けられるようになりました。そして、そのクラスは有無にかかわらず14日間自宅待機になり、全授業、遠隔で滞りなく継続されます。
過去24時間の新規患者679人、死亡者14人。9月28日の20minutosより
確かに、たった1日でバルセロナ市とその近郊だけでも感染者数がこんなにいるのですから、学校に現れるのも当然と言えば当然でありますが、、、
この様な、安心できない状況がいつまで続くのか!
富士フィルム富山化学の治療薬アビガンを承認申請すると聞きました。いち早く、世界中が認める治療薬が見つかることを切に願うばかりです!
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