フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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バルセロナを中心とするカタルーニャ地方に広まっている伝説です。
人々を恐れ慄かせるドラゴンがここに住んでいました。
人々は、機嫌を取るため毎日、人間を差し出していたそうです。
しかしある日、王の娘が偶然に生贄に選ばれてしまうのでした。
そこに、Jordi(ジョルディ)と言う名の騎士が現れ、ドラゴンと戦い殺してしまう。
ドラゴンの血が流れた場所には、のちに見事な真紅のバラの木が現れたそうです。

18世紀、聖ジョルディと呼ばれる祭は、この地方の示威運動的なものでした。
1926年、ミゲル・ド・セルヴァンテスの誕生日とシェークスピアやジョセップ・プラの死の際に設けられた「本の日」が、初めて聖ジョルディ祭と重なり催されたのです。
以来、熱狂させる市民の文化活動と成り、1番待ち遠しい祭りのひとつに変化したのです。


写真を快く引き受けてくれたスペイン人カップル

写真を快く引き受けてくれたスペイン人カップル

愛の証に男性はバラを渡し、女性は本をプレゼントする習慣となりました。


多くの年配のカップルが紅バラを持って、仲良く歩いていました

多くの年配のカップルが紅バラを持って、仲良く歩いていました

4月23日、紅バラが街角の至る所で売られ、本屋のスタンドはバルセロナ中心街を満たし、巨大な野外本屋に化したようです。そこでは、新刊本が見つかり、魅力ある作家がサイン会をしています。


本を2人で選び、彼女が支払うところです

本を2人で選び、彼女が支払うところです

市民総出のように、街中が人であふれ、いくつかの広いメイン通りの交通もストップします。歩くことも容易ではありません。

活気と魅力あふれる街バルセロナを作り上げているのは確かに、そこに住む彼らのパワーからであると、散歩しながら感じた聖ジョルディ祭でした。


普段はパフォーマンス、この日は本のスタンドが並ぶランブラス通り

普段はパフォーマンス、この日は本のスタンドが並ぶランブラス通り


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