
きゃあ、私たちにも値がつくかしら?
一説によるとチーズは、出島を通じて、日本にもたらされたそうです。滋養をつけるためのもので、薬の役割を果たしていたんだとか。だとするとチーズは、きっとシーボルトさん御用達の産物だったでしょうね。

チーズ娘が試食チーズを見学人に配ってくれます
そのシーボルト氏も見学したかどうかはわかりませんが、400年近く続くチーズ・マーケットが、アルクマールという町で、夏場の金曜に開催されます。最盛期には一日300トンも取引されていて、“市”は深夜にまでおよぶこともありました。

チーズ市は朝10時スタートです
チーズ運搬人の姿は、なんともユーモラスです。“お猿の篭やだ、ほいさっさ~♪”よろしく、二人一組で、ストレッチャーを篭かきのように肩にのっけて「ホイホイホイホイ」と掛け声をかけながら、すごい大またで、時には小走りで駆けていきます。
ちょっとつらそうな運搬人もいましたが、なかには笑顔で運んでいる人もいました。ストレッチャーの重さは160キロにもなるそうです。余興で冒頭の写真のように観光客をのせて走っている姿も目にしましたが、チーズに比べれば女性2人なんて「軽い軽い」でしょうね。

計量所で測ってもらいます。体重わかっちゃうよ〜!
ひどい肩こりに悩んでいる筆者としては、肩の筋肉を鍛える秘策をチーズ運搬人さんに聞いてみたいものです。

大きなチーズ、ひとたま20キロだそうです
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タグ:チーズ,シーボルト
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