新素材を使ったエコグッズ その秘密は?
2009.09.01 up
一見、普通のビジネスバッグ。実は…
このバッグ、見た目は何の変哲もないごく普通のビジネスバッグのように見えますが、実は素材にある秘密が隠されています。
端材を利用した新アイテムのアイデアについて会議をする水野さん(右)
エコプロダクト開発のためのサンプルとして作られたもので、名古屋市に本社を置く某大手内装メーカーから出た端材、廃材を利用して作られています。
カーテンやフロア材など製品化の過程で出る端ぎれや端材は、耐久性にも優れている上、色、材質ともにバリエーションも豊富です。
そのまま廃材として廃棄してしまうのではもったいないし、何より地球環境にも優しくない!
そこに目を付けたのが、名古屋・大須で企業のノベルティエコグッズやアイテムデザインなどの総合プロデュースを行う「Water J Field」の代表・水野浩行さん。
仲間たちと一緒にその有効な利用法を考案し、このほどいくつかのサンプル品を実際に製作しました。
ブランド名も想定し、デザイン画が完成しているものも。
フロア材として使われるこれらの素材は皮革やファブリック素材などに比べ耐水性も高く、通常の使用でなら10年以上の耐久性があるそうです。
今後はビジネスバッグ以外にも、携帯ケース、携帯灰皿、キーケース、名刺入れ、ブレスレットなどのアクセサリー等、幅広いアイテムを商品化する予定とのこと。
「こんなものがあったらいいね!」というアイデアがあればどんどんお寄せいただきたい、ともおっしゃっていました。
昨年10月にパリで開催された「エシカルファッションショー」の模様
環境保護という点ではすでにヨーロッパなどで「エシカル(道徳的な・人道的な)ファッション」としてエコやフェアトレードなどに配慮したファッションや雑貨が市場にも多く進出しているようですが、日本では様々な規制もありこういった分野の商品開発はまだまだ遅れているとのこと。
水野さんは、名古屋発の新しい提案が今後全国に、そして世界に拡がっていくことを目標に普及を目指したいと意欲を見せています。
レポーター「谷 亜由子」の最近の記事
「日本」の他の記事
タグ:エコグッズ
- 2751 ビュー
- 0 コメント
0 - Comments
Add your comments