質の時代、日本の食ビジネス
2009.09.22 up
欧米やアジア世界各国から食の企業が一堂に会します
先日、ファインフード・オーストラリアという食のイベントに行ってきました。1000社以上の企業が出展し、3万人以上が来場するというオーストラリア最大のイベントです。
当地では、日本食はブームがずっと続いており、もはや定着した感がありまして、ショッピング・センターのフードコートに行けば、KFCを頬張る私たち日本人一家の横で、オージーがお箸を使って寿司を食べているなんてのも日常茶飯事の出来事です。
そんな状況で、いったいどれくらいの日本企業が出展しているのかと思いましたが、意外や意外、ほとんど日本企業のブースを見つけることができませんでした。
小江戸ビール
あれれ、もはや日本食ブームは終焉か?なんて思っていると、日本貿易振興機構(JETRO)さんのブースを発見。
そこには、なにやら見かけぬビールが。
COEDOビールという日本のビールだそうです。
埼玉県のブルワリーが造っているビールとのことで、
5種類あるのですが、「紅赤」というのを試飲させてもらうと、なにやらほんのりとした甘味。
「サツマイモが原料なんですよ」
と教えてもらい納得、これが結構いけるんです。
飲んだオージーも「いけるね、これ」と太鼓判
テレビ取材を受けているオージーの反応もよかったみたいで、オージーの人は「これ、ヘルシーなの?」と聞いていました。日本の飲食物には常に「ヘルシー」というイメージがあるようです。
日本では、若者のビール離れなどが言われていますが、こちらは、何かといえば酒を飲む国民性(!?)なので、さまざまなビールが売られていますが、サツマイモのビールというのも、かなり斬新なアイデアだと思いました。
日本食は豪州でもかなり浸透し、オージーの舌もかなり肥えてきています。
豪州のマーケットでも、日本の食ビジネスは「質」が問われる時代となりました。
個人的には、モスバーガー。うん、これ絶対いけると思うんですけどね。
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