スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業…ライター、エッセイスト、講演家

居住都市…ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

前の月へ

2026.2

次の月へ
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28

遠く離れたピッチでプレイしているのをよそめに応援者は好き勝手しているのがクリケットです

遠く離れたピッチでプレイしているのをよそめに応援者は好き勝手しているのがクリケットです

毎年6月~7月に旦那(イギリス人)が率いるチームのクリケットマッチがあり、今年も応援に行ってきました。
ところで、みなさんはクリケットの試合を見たことはありますか?

私のようなクリケット初心者がクリケットの試合を見ていると、野球に通じるものがあると感じるスポーツですが、野球との明らかな違いは、例えば、野球で使用する棒状のバットの代わりにクリケットでは平べったいオール型をしたバットを使う、野球ではプレイヤー全員が身につけるグローブも、クリケットでは捕手しかグローブの着用を許されていない、などです。

このクリケットはサッカーについて世界で競技人口が多いスポーツと言われている程で、イギリスが発祥のスポーツだけあって、インドやスリランカ、パキスタン、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどのイギリス連邦ではかなり盛んなスポーツです。
そういえば、私も昔インドに住んでいた時に何度もクリケットの試合に誘われたものでした。

クリケットのチームは11人で構成されています。
ルールの説明を何度聞いてもはっきりと理解したとは言い難いほど私はクリケット初心者ですが、さすがに毎年クリケットの観戦に行くようになったことで、クリケットの試合内容はともかく、クリケット観戦者としての「コツ」はつかんできました。


画像左の平べったいバットがクリケットバットです。試合の最中、プレイヤーもサンドイッチを食べながら優雅に時間を過ごします

画像左の平べったいバットがクリケットバットです。試合の最中、プレイヤーもサンドイッチを食べながら優雅に時間を過ごします

クリケットを見に行くようになってわかったのは、クリケットは競技時間がこの上なく「長い」こと。
大会になると5日間プレイし続けるらしいです。
そしてそれだけ長い時間競技しても、勝敗が決まらないこともある、という非常に辛抱強い競技なのです。

自ずと、観戦者もずっと集中してプレイを見続けていることはまずありません。試合の観戦に行って、ここまで観戦者が試合を見ていないスポーツも珍しいのではないのでしょうか?(笑)


クリケットでは観戦者はおのおの勝手に食べたりテントはったりプールしたりして遊んでいます。試合を見に行ってるはずなのに、と始めは変な感じがしたものでした

クリケットでは観戦者はおのおの勝手に食べたりテントはったりプールしたりして遊んでいます。試合を見に行ってるはずなのに、と始めは変な感じがしたものでした

つまり、クリケットに誘われたら、それは試合を見に行きませんか、というよりも「広い芝生で一日ゆっくりピクニックでも楽しみませんか」と解釈して、たくさん食べ物や飲み物を持って向かってください。

クリケット自体が好きでゲームを見続けていても全く飽きない人は別として、プレイヤー以外の人は、試合以外のことでどれだけ試合中の時間を楽しめるかが、クリケットの試合を楽しめるかのコツ、というのが私が学んだことです。
クリケットの試合の目的は、プレイヤーにとっては試合ですが、応援者にとっては「ソーシャルな輪を楽しむこと」。

ということで過去の教訓から学んだ私も、毎年たくさんのスイーツやドリンクを買い込んで、ボールやテニスラケット、本などを持ってクリケットの応援に行っています。たくさん友達を誘って試合の間におしゃべりに花を咲かせながら、「たまに」試合をちょい見する、というベテラン観戦者のコツを身につけてきたのでした。




レポーター「大田 朋子」の最近の記事

「スペイン」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website