「視野広げたい」 日本人学校の古村先生
2011.08.11 up
ジャカルタで「何か足跡を残したい」と話す古村さん
文部科学省の教員派遣制度を通じ、北海道の帯広南町中学校からインドネシアのジャカルタ日本人学校に赴任した古村俊大さん(40)。日本を飛び出して2年。南国の雰囲気にもすっかり慣れました。
秋田市出身。1994年に道教育大旭川校を卒業し、体育教師の道を歩み始める。豊頃中学校で生徒の交換交流事業に携わり、渡航したカナダで海外への興味がふくらんでいきました。
その後、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊員として、ミクロネシア地域のパラオ共和国で教師の育成に奔走。「子どもは裸足、壊れた備品。設備にこだわらない柔軟性が身に付いた」と途上国での経験を振り返ります。
「声を出して助け合うんだ」。6月、炎天下で行われた体育祭。組体操の競技中、号令の笛を吹きながら生徒にげきを飛ばす熱血漢の古村さん。最近は、日本へ帰国する卒業生の進路指導にすこぶる力を入れている。
全国から選抜された教師が集まる今の職場を「先生の全国大会」と形容。「都道府県の枠を越えた切磋琢磨の場。自分の視野を広げたい」と奮闘中です。
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