周知のとおり福島市は放射性物質により汚染されているのですが、福島市南東部にある我が家にもついに除染の順番が回ってきました。
これまで福島市では二つの地区の除染を進めており、2012年末から2013年の夏にかけて新たに数地区の除染が行われる予定です。私の居住する地区も対象となり、10月中旬に行われた説明会に出席してきました。

今回、掲載している写真はすべて2012年4月時点のものです。近所の公園の空間線量は1.033マイクロシーベルト毎時でした。
公園利用の際の注意事項が書かれた看板が立っており、放射線量測定器が設置されています。春うららかな日でしたが、利用している人も散歩をしている人も誰もいませんでした。

さすがに皆関心が高いようで、除染説明会には多くの人が出席していました。
福島市の除染担当の方がスライドを用いて、他の地区での進行状況や除染のスケジュール、作業手順などを説明しました。
大まかな作業手順を記すと、最初に個々の住宅の敷地内放射線量を細かく測定し、屋根及び外壁を洗浄、植木を剪定します。それから庭の表土を剥がしてボックスに詰め、庭の一角に埋めるかもしくは保管、最後に駐車場と側溝を洗います。一定の線量を下回るまで除染作業は続けられます。この作業を各戸ごとに行うのです。

私の地区では仮置き場が決まっていないので、各戸で剥がした表土を保管することになります。汚染された土を埋めるかどうか、また保管場所が隣家に近くならないようになど考えることがたくさんあります。個々の状況により除染の仕方も異なってくるので、今月から個別に綿密な打ち合わせが行われる予定です。
福島の現況が全国で報道されることは少なくなってきていると思うので、これからも我が家の除染状況などをここで報告したいと思います。

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