スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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店頭にピッピ模様のカーディガンやセーターが並びます。セーターの値段は一着300クローナ前後(=約3800円)複数の衣料チェーン店で取り扱いされています。

店頭にピッピ模様のカーディガンやセーターが並びます。セーターの値段は一着300クローナ前後(=約3800円)複数の衣料チェーン店で取り扱いされています。

スウェーデンのファッションで最近人気を集めているのが「pippitröja/ピッピトローヤ」。1~2年前から人気が急増し、今や街に出かけると必ずと言って良い程、この模様の服を着ているを数人は見かけます。


一番オーソドックスなのはトリコロールカラーが印象的な白地に赤と青の線が入ったもの。カラーのバリエーションも展開し、この画像の他に紺色ベースのものを着ている人も多く見かけます

一番オーソドックスなのはトリコロールカラーが印象的な白地に赤と青の線が入ったもの。カラーのバリエーションも展開し、この画像の他に紺色ベースのものを着ている人も多く見かけます

では何故ピッピトローヤというのでしょうか?
Tröja(トローヤ)がスウェーデン語でセーターという意味ですが、世界的にも有名なスウェーデンの作家、アストリッド・リンドグレンの作品「長くつ下のピッピ(Pippi Långstrump)」の主人公ピッピが作品の中でしばしば着ていた模様のセーターだからだそうです。
そのセーターを手編みで再現したのが元祖ピッピトローヤ、それが現在は既製品が広く出回っているわけです。


私もアンサンブルで揃えています。最初に見た時の印象は、洗練されたデザインのセーターと思いましたが、ピッピに由来することは存じませんでした

私もアンサンブルで揃えています。最初に見た時の印象は、洗練されたデザインのセーターと思いましたが、ピッピに由来することは存じませんでした


元々婦人セーターとして流行が始まりましたが、今は子供服にも広く展開、ピッピトローヤをそろいで着ている親子も見かけることがあります

元々婦人セーターとして流行が始まりましたが、今は子供服にも広く展開、ピッピトローヤをそろいで着ている親子も見かけることがあります


手編みのピッピトローヤ、今でも編み物愛好家の中にはピッピトローヤを編む人も少なくありません

手編みのピッピトローヤ、今でも編み物愛好家の中にはピッピトローヤを編む人も少なくありません

ピッピトローヤ流行のはじまりは、オーソドックスなトリコロールカラーのセーターですが、現在はカーディガンやジャケット、帽子などの小物まで数々揃い、色も展開しています。
子ども服もベビーサイズから揃っていますが、男の子にも女の子にもに似合うので出産祝いにもピッタリです。

スウェーデン国外ではピッピトローヤは着ている人は少ないので、近場の欧州の国々でこの柄のセーターを着ている人を見かけたら、スウェーデンから来ている可能性が高いかもしれません。
スウェーデンからのお土産にも喜ばれそうですね。


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