外国人に人気のエリア、カオサンロードの入り口には「カオサンロードでやるべき７つのこと」という看板があります。
たとえば「本場のタイフードを味わう」「マッサージでリラックス」「美術館を訪ねる」など、無難な楽しみ方の提案がされているのですが、その中にひとつだけ気になるものがあります。それは「タトゥーを入れる」です。

たしかにカオサンロード界隈には何件かのタトゥーショップがあるのですが、日本人の私からすると「タトゥーを入れるってけっこうな覚悟が必要なこと、それをバンコク旅行の楽しみ方として“タトゥーを入れよう”なんて提案はどうなんだろう？」という疑問が湧いてきます。
まさかこの看板を見て「なるほど！じゃぁそうしよう」という人もそういないでしょうが、それにしても大胆なアイデアを提唱してるな、と思ってしまいます。

カオサンロードで良く見かけるのはマッサージでくつろいだり、タイフードをつまみにしつつ、昼間からビールを飲んではダラダラとすごす旅行客の姿です。
逆に観光やショッピングに熱中する人の姿は見当たらず、時間を気にしながらせかせか歩く人もまずいません。
この辺りは安宿が多く、滞在客の多くは欧米などから来た若者です。
夜には彼らが羽目を外して楽しめる賑やかな街になると聞きます。

そういえば看板の中には「夜をロックに楽しもう」というのもありました。
タトゥーを入れるより、こっちのほうがよほど安全、なんて思うのは老婆心でしょうか？

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