バンコクと言えば日本食の店が多いことで知られていますが、逆に少ないのが欧米系を対象にした店の数です。
ところが最近、欧米系外国人を対象にした店が次々オープンしています。中でも彼らが集っているのが「ハンバーガーショップ」です。

ハンバーガーとひと口に言っても、ハンドメイドともなれば店ごとに味や特色も違います。フライドポテトを添えただけのシンプルなひと皿ですが、これをソウルフードとする人も少なくありません。
私も最近新しくオープンした店をいくつかチェックしてみました。
そのうちの一軒は、ハンバーガーの美味しさもさることながら特に目をひいたのが、大盛りのフライドポテトです。それもポテトチップス風の薄切りで少し甘めのポテトがサクサクに揚げています。これは美味。

欧米豪などいくつもの国では芋の消費量が高く、日本人にとってのお米のような存在です。だからこそ美味しいフライドポテトはお店の評判に繋がります。たかが芋と侮れません。

さて、ハンバーガーショップで客の大勢を占めているのはやはり欧米系などの面々です。店によっては８０年代のロックビデオを流すなどして、彼らのハートをキャッチ。
バーガーを頬張りビールを飲み、仕事やフットボールの話をしながらストーンズの懐かしいビデオに見入る。彼らにとってここはファストフードの店などではありません。大人の社交場なのです。

日々進化しているバンコクの街は、いま更なるマルチカルチャー化が進んでいるようです。ハンバーガーショップの台頭はそのシンボルのように思えます。

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