「ねぇ、これ知ってる？」と見せられたのは「カラーリングブック（ぬり絵の本）」でした。
「ぬり絵」と言っても、私が子供の頃に夢中になったような、瞳の大きな女の子の絵を塗るものではありません。そこには気の遠くなりそうな細かな曲線が描かれています。そしてその曲線がパターンや動物や植物を描き出しているのです。

この細かい細かいぬり絵の本が今オーストラリアで大人気なのです。

すでに知り合いが仕上げたページを繰ってみてると、パッと見にはまるで絵葉書のような華やかさで、プロの仕上がりのようにも見えます。線が細かい分、色がはみ出たり塗りむらが出ることもないのでしょう。
勧められるままに（あまり気乗りはしませんでしたが）、色鉛筆を借りてさっそく私もぬり絵にチャレンジです。

こんな感じで出来上がりました。
やってる間じゅう「面倒くさいなー」と思っていたわりには手が止まらず、2日がかりでほぼ完成。意外とはまるんです、これ。

近所のニュースエージェンシー（新聞・雑誌の店）やスーパーの雑誌コーナーにまで売られているこのカラーリングブックは、人気が出すぎて色鉛筆のほうが売り切れ状態になったのだとか。
高齢の知り合いいわく「ゆっくりと夢中になれるから脳の活性化にも良いみたい」とのこと。私も母に一冊購入しました。

年齢問わず楽しめますが、やっぱりこれは「大人のぬり絵」と言いたいです。
上手くできたら額に入れて飾っても良いですね。

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