スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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日本では先日、成人の日がありましたが、カレンダーを手にしながら、今年の何の祝日は何曜日で、連休はどうなるか…、などと、眺めておられる方も多いのではないでしょうか。
新しく「山の日」が8月11日に設置されたものの夏休みと重なるので意味がほとんどないといった意見や、ゴールデンウィークは飛び石だか有給を利用し10連休に、という話などを、よく耳にすることと思います。

しかしスウェーデンはというと、私自身は土日祝日に影響されないので問題ないのですが、今年は、大半の国民はガッカリ…のようです。

曜日の固定されている祝日(イースター等)以外で見ると、土日と重ならない祝日は、去る1日6日と、ナショナルデーの6月6日、クリスマス翌日の12月26日の三日間のみ。(スウェーデンでは土日に重なっても振替休日なし、祝日前日は半日勤務)そのうえ、6月6日が月曜日のため、前日の本来半日勤務の6月5日も日曜日と重なっています。

そして、多くの国民が何よりガッカリするのが、「クリスマスイブが土曜日」ということかと思います。年末年始は12月24~26日と12月31日と1月1日が休日ですが、この5日間のうち4日間が、土日と重なっています。


日曜日と重なるメーデー

日曜日と重なるメーデー


クリスマスは、もしかしたら一番ガッカリ?

クリスマスは、もしかしたら一番ガッカリ?

イブからクリスマスが土日と聞くと、日本でしたら「デートしやすい」などとポジティブな意見が多いようですが、スウェーデンでのクリスマス休日期間は家族と過ごす日というイメージが強いため、「休みが減る」とネガティブに捉えられる傾向が強く、特に固定給で勤務する国民にとっては、年末年始に長期休暇をとるには有給を多く使わないとならないのが辛いところのようです。

祝日はもちろん、国それぞれの文化も反映して異なりますが、日本の振替休日の制度、もしスウェーデン人が聞いたら、うらやましがられるかもしれません。




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