台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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台北州立第一中學校時代の在校生から寄贈された五月人形

台北州立第一中學校時代の在校生から寄贈された五月人形

 開会式終了後すぐに解放される校史室。
 こちらは、日本統治時代からある赤レンガが外壁の紅樓(ホンロウ)の2階にあります。

 以前紹介した台北市立中山女子高級中學同様、日本統治時代とゆかりがあるものを見に行ってきました。


日本統治時代の「生徒必携」と学生帽

日本統治時代の「生徒必携」と学生帽

 こちらは、当時の在校生から寄贈されたものでしょうか。

 「生徒必携」と表紙に書いてあり、日本人の名前が記され、そこには身体検査の記録や、学校の規則が書き込まれていました。学制帽も、日本の統治を思い出させるには十分なものでした。


ラグビー部史

ラグビー部史

 こちらのラグビー部史は、今のラグビー部が日本の影響を強く受けているのが改めてわかるような気がするものでした。

 以上、日本語で書かれた資料でした。


校史室の別室にあるラグビー部の展示コーナー

校史室の別室にあるラグビー部の展示コーナー

 校史室の別室に入ると、ラグビー部の展示があります。

 こちらには、日本の学校との交流を行った際の記念品や、日本代表のものとみられる赤と白の横縞のジャージもありました。


壁には日本統治時代の写真と歴史が記されています

壁には日本統治時代の写真と歴史が記されています

 他にも色々あるのですが、枠の都合でここまでといたします。

 管理を担当している先生に話を伺ったところ、日本時代のものは保管意識が薄かった当時の管理者が改装工事などによる引越しの際に処分してしまったか、日本統治終了後に台湾へ入ってきた当時の政権が日本を嫌っていた影響で、睨まれないようにするために処分してしまったかで、学校には多く残っていない、ということでした。

 その話を聞き、少し寂しい気がしましたが、日本でもなかなか見られないものを見られたので、十分満足して、校史室を後にしました。


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